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山口博 (国文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 13:35 UTC 版)

山口 博(やまぐち ひろし、1932年1月8日 - )は、日本の国文学者富山大学名誉教授・聖徳大学名誉教授[1]文学博士[2]。専門は日本古代文学[3]

経歴

東京都出身。1961年東京都立大学大学院国文学博士課程満期退学、1982年に博士論文「桓武朝より円融朝に至る王朝歌壇の研究」で都立大学文学博士[2]。富山大学人文学部講師、助教授、教授、1991年名誉教授、新潟大学教授。1997年定年退官、聖徳大学教授。1983年に『万葉集』の編者を菅原道真とする説を唱えた。1985年から1986年、北京の日本学研究センターに出張。1984年富山新聞文学賞受賞[4]和泉流セミプロ狂言師として舞台にも立っていた[5]2016年(平成28年)11月、瑞宝中綬章受章[6]

著作

単著

  • 『王朝歌壇の研究 村上冷泉・円融朝篇』桜楓社 1967
  • 『王朝歌壇の研究 宇多醍醐朱雀朝篇』桜楓社 1973
  • 『詳解源氏物語』みずうみ書房 1977-81
  • 『王朝歌壇の研究 別巻・蔵人補任』桜楓社 1979
  • 『閨怨の詩人小野小町』三省堂選書 1979
  • 『万葉集形成の謎』桜楓社 1983
  • 『万葉の歌 人と風土 15 北陸』保育社 1985
  • 『古典でたどる日本サラリーマン事情 現代に換算して見る日本人の生活史』PHP研究所 1988
  • 『愛の歌 日本と中国』新典社 叢刊・日本の文学 1989
  • 『王朝歌壇の研究 文武聖武光仁朝篇』桜楓社 1993
  • 『王朝貴族物語 古代エリートの日常生活』講談社現代新書 1994
  • 『万葉集の誕生と大陸文化 シルクロードから大和へ』角川選書 1996
  • 『万葉歌のなかの縄文発掘』小学館の謎解き古代史シリーズ 1999
  • 『心にひびく日本の古典』新潮社 2002
    • 『こんなにも面白い日本の古典』角川ソフィア文庫 2007
  • 『古代文化回廊日本』おうふう 2004
  • 『平安貴族のシルクロード』角川選書 2006
  • 『創られたスサノオ神話』中公叢書、2012
  • 『大麻と古代日本の神々』宝島社新書、2014

共著

  • 竹取物語』村瀬英一共著 有朋堂 明解シリーズ 1970
  • 『大和路 万葉の旅』入江宏太郎共著 主婦と生活社 1972

脚注

  1. ^ 『大麻と古代日本の神々』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
  2. ^ a b 博士論文「桓武朝より円融朝に至る王朝歌壇の研究」書誌詳細”. 国立国会図書館. 2015年4月11日閲覧。
  3. ^ 『平安貴族のシルクロード』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
  4. ^ 日外アソシエーツ(編) 編『新訂 現代日本人名録2002』日外アソシエーツ、2002年。ISBN 978-4-8169-1695-3 
  5. ^ 『心にひびく日本の古典』著者紹介”. e-hon. 2015年4月11日閲覧。
  6. ^ 平成28年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 19 (2016年11月3日). 2023年3月4日閲覧。



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