しゅうしょく‐ひょうがき〔シウシヨク‐〕【就職氷河期】
就職氷河期
就職氷河期
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就職氷河期(しゅうしょくひょうがき)は、日本における新卒に対する有効求人倍率の低水準時期。主にバブル崩壊後の1993年から2005年に学校卒業・就職活動していた年代を就職氷河期世代という[2][3][4]。日本において1991年(平成3年)のバブル崩壊後の不景気(不況)以降に就職難となった時期のことであり、就職氷河期に該当する世代は「1970年(昭和45年)4月2日から1982年(昭和57年)4月1日まで」[5][6][7]に生まれた世代である。この世代は1993年から2005年に社会に出たり[8][9][10]、2000年前後に大学を卒業し[11]、2023年現在において40歳前後[8][9][12][13][14][15]や30代後半から40代後半[16][17][18][19][20][21]を迎える世代のこととされている。2023年時点では50歳[22][23][24]以上の人も該当するケースがある。
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就職氷河期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 00:09 UTC 版)
詳細は「就職氷河期」を参照 バブル崩壊後の1992年から、雇用、設備、債務の「3つの過剰」が叫ばれ、企業が軒並み新卒採用枠を縮小した。この影響で、大学を出ながら就職の機会に恵まれず、フリーターや派遣社員になることを余儀なくされた者が急増した。1997年新卒の就職状況はいったんは持ち直したが、同年の景気後退により新人を育てる意識が廃れて新卒に「即戦力」を求める風潮が生まれ、 新卒者を現場に即投入してミスマッチにより解雇する「新卒切り」が横行。就職戦線は氷河期を超える「超・氷河期」と呼ばれた。2005年以降は新卒の雇用環境は回復したが、就職氷河期の影響で長年正規雇用されなかった者は企業が採用しようとしないため、多くは非正規のまま滞留するか、低賃金の周辺的正社員となっているのが現状である。リーマンショック後の2010年〜2013年卒も就職氷河期と言われるが、早くも2014年には新卒就職状況は好転し、既卒者も「第二新卒」として転職に成功した人も多いなど、超・氷河期に比べれば格段に恵まれた条件にある。
※この「就職氷河期」の解説は、「就職難」の解説の一部です。
「就職氷河期」を含む「就職難」の記事については、「就職難」の概要を参照ください。
就職氷河期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 10:07 UTC 版)
「コレってアリですか?」の記事における「就職氷河期」の解説
南沢演じる就職に苦しむ女子大生が就職氷河期にひそむ、問題のありすぎる面接官が続々登場し真剣な学生を翻弄させる、信じられない面接のエピソードを紹介する。
※この「就職氷河期」の解説は、「コレってアリですか?」の解説の一部です。
「就職氷河期」を含む「コレってアリですか?」の記事については、「コレってアリですか?」の概要を参照ください。
「就職氷河期」の例文・使い方・用例・文例
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