少将滋幹の母とは? わかりやすく解説

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少将滋幹の母

読み方:ショウショウシゲモトノハハ(shoushoushigemotonohaha)

作者 谷崎潤一郎

初出 昭和24~25年

ジャンル 小説


少将滋幹の母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/16 05:29 UTC 版)

少将滋幹の母』(しょうしょう しげもとの はは)は、谷崎潤一郎の長編小説。王朝物時代小説である。美しい若妻・北の方藤原時平に強奪された老齢の藤原国経の妄執の念と、その遺児・藤原滋幹が恋い慕う母の面影の物語。戦後の谷崎文学の傑作の一つとして多くの作家や文芸評論家から賞讃された作品で、高齢の谷崎自身の幼い頃の母の記憶、永遠の女性像を仮託している作品でもある[1][2]


注釈

  1. ^ 在原棟梁の娘、在原業平の孫にあたる。初め藤原国経の室となって藤原滋幹を生み、その後藤原時平の妻となって権中納言藤原敦忠を生んでいる。
  2. ^ 史実の藤原時平は「ときひら」と読むが、谷崎は時平を「しへい」と読ませている。物語の中で「時平」を「しへい」と呼ぶは歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』や『天満宮菜種御供』(時平の七笑)でも同じで、ある種の伝統的決まりごとになっている。

出典

  1. ^ a b 「谷崎潤一郎作品案内」(夢ムック 2015, pp. 245–261)
  2. ^ 「戦中から戦後へ」(アルバム谷崎 1985, pp. 78–96)
  3. ^ ラジオドラマ資源(1962年)
  4. ^ NHK Online 2008年11月12日(2013年5月19日閲覧)


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