小野道風とは? わかりやすく解説

おの‐の‐とうふう〔をの‐タウフウ〕【小野道風】

読み方:おののとうふう

[894〜967]平安中期書家。尾張の人。篁(たかむら)の孫。書道にすぐれ、和様発達基礎築いた三蹟(さんせき)の一人で、その筆跡野跡という。真跡とされるものに「智証大師諡号勅書」「屏風土代」など。本名は「みちかぜ」で、「とうふう」は後世尊んで音でよんだもの。


おの‐の‐みちかぜ〔をの‐〕【小野道風】

読み方:おののみちかぜ

⇒小野道風(おののとうふう)


小野道風

読み方おのの みちかぜ

平安中期書家。道風は「とうふう」ともいう。小野篁の孫で、三蹟一人温雅な書風は「野蹟」「和様の書」と呼ばれる醍醐朱雀村上天皇では宮廷書き役として活躍した康保3年966)歿、73才(一説71才)。

小野道風

読み方:オノノトウフウ(ononotoufuu)

初演 宝暦5.2(京・沢村国太郎座)


小野道風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 10:09 UTC 版)

小野 道風(おの の みちかぜ/とうふう[注 2])は、平安時代前期から中期にかけての貴族能書家参議小野篁で、大宰大弐・小野葛絃の三男。官位正四位下内蔵頭


注釈

  1. ^ 『屏風土代』作成時35歳による。
  2. ^ 名前の読みは「みちかぜ」だが、現代では「とうふう」と有職読みすることが多い。
  3. ^ 寛延3年(1750年)9月の跋がある随筆『梅園叢書』(三浦梅園著)にこの話が記されているが、『梅園叢書』が刊行されたのは安政2年(1855年)のことである。
  4. ^ 戦後の道徳の教科書にも採用されているものがある。
  5. ^ 花札の絵柄に小野道風が採用されたのは明治時代からと見られる。
  6. ^ 『日本紀略』による。『日次紀事』では11月15日とする。

出典

  1. ^ 『麟麟抄』巻6
  2. ^ 中[1990: 5]
  3. ^ a b c 中[1990: 6]
  4. ^ 『扶桑略記』延長5年2月25日条
  5. ^ 『日本紀略』延長6年6月21日条
  6. ^ 『日本紀略』延長6年12月条
  7. ^ 『日本紀略』延長7年9月条
  8. ^ 『帝王編年紀』
  9. ^ 『本朝文粋』巻第六
  10. ^ 『日本紀略』天徳2年4月7日条
  11. ^ 『天徳三年八月十六日闘詩行事略記』
  12. ^ 『日本紀略』天徳4年9月28日条
  13. ^ a b 『扶桑略記』
  14. ^ 『源氏物語』絵合
  15. ^ 『古今著聞集』『源平盛衰記』『太平記』
  16. ^ 中[1990: 10]
  17. ^ 『集古浪華帖』
  18. ^ 『勅撰作者部類』
  19. ^ 『衛門府補任』
  20. ^ 『政事要略』巻82
  21. ^ 『九暦』
  22. ^ 『本朝文粋』巻第6


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