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小泉武夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/12 11:05 UTC 版)

小泉武夫(こいずみ たけお、1943年 - )は日本農学者、発酵学者、文筆家東京農業大学名誉教授農学博士)。専門は、発酵学、食品文化論、醸造学。

略歴

  • 1943年 福島県小野町酒造家に生まれる。
  • 1966年 東京農業大学農学部醸造学科卒業
  • 1976年 博士論文「酵母の生成する香気に関する研究」で東京農業大学より農学博士号を取得
  • 1982年 東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授
  • 1994年 財団法人日本発酵機構余呉研究所(滋賀県余呉町)所長
  • 2009年3月 東京農業大学を退職、同大学名誉教授

人物

1994年4月から日本経済新聞夕刊に連載しているコラム「食あれば楽あり」が好評を博している。コラム内では「小泉造語」といわれる独特の表現を多用、いずれも味わいがあり、食物の美味そうな様子が伝わる巧みな文章である。あだ名は「味覚人飛行物体」、「走る酒壷」、「鋼鉄の胃袋」、「発酵仮面」、「人間リカオン」、「ムサボリッチ・カニスキー」。また大学では「ドラえもん」と呼ぶ学生もおり(満更でもないらしい)バレンタインデーにはよくドラ焼きを貰うという。自宅の台所「食魔亭」で、様々な料理を供すこともある。またニュースステーションにも「食の快楽」という特集で度々出演して、久米宏森永卓郎らとスタジオで舌鼓を打っていた。

漫画「もやしもん」の樹慶蔵のモデルになったとの説があるが、作者の個人サイトではっきりと否定されている。

東京農業大学を定年後はかねてから念願であった小説家になり、食品文化を題材とした時代小説を発表している。

著書

1982年に講談社現代新書で刊行した『酒の話』以来、文庫再刊などを入れると百数十冊になる、一部のみ記す。
  • 『酒肴奇タン』中央公論社、1999年(タンの字は機種依存)
  • 『発酵食品礼讃』(文春新書、1999年)
  • 『漬け物大全』(平凡社新書、2000年)
  • 『食と日本人の知恵』(岩波現代文庫、2002年)
  • 『食に知恵あり』(日経ビジネス人文庫、2002年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第1弾の文庫版。
  • 『食あれば楽あり』(日経ビジネス人文庫、2003年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第2弾の文庫版。
  • 『酒に謎あり』(日経ビジネス人文庫、2004年)
  • 『人間はこんなものを食べてきた』(日経ビジネス人文庫、2004年) - 学生に「食文化論」として講義したものを再構成したもの。
    • 食物の保存法
      1. 火にあぶったり、太陽に当てて脱水すること
      2. アルコールで脱水すること
      3. 植物の葉に包むこと
      4. 塩に漬けること
      5. 煙で燻すこと
      6. 灰をまぶすこと。
  • 『食の堕落と日本人』(小学館文庫、2004年)
  • 『食に幸あり』(日経ビジネス人文庫、2005年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の第3弾の文庫化。
  • 『不味い!』(新潮文庫、2005年)世にうまいものを書いた本は無数にあるが、まずいものだけを書いた本というのは非常に珍しい。
  • 『くさいはうまい』(文春文庫、2006年)
  • 『小泉武夫の料理道楽食い道楽』(日本経済新聞社、2005年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の単行本化、第4弾。
  • 『小泉武夫の美味いもの歳時記』(日経ビジネス人文庫、2008年) - 『日本新聞新聞』連載「食あれば楽あり」の文庫版、第5弾。




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