小さなニーンブルク娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/16 09:24 UTC 版)
「ニーンブルク/ヴェーザー」の記事における「小さなニーンブルク娘」の解説
「小さなニーンブルク娘」は民謡のタイトルを象った像である。このブロンズ像は1975年に郵便局の裏に設置された。1994年から毎年、若い女性が郡内から選ばれ、市の政治行政や経済行事の際に代表を務める。この時女性はビーダーマイヤー時代の歴史的衣装を身に着けて現れる。「小さなニーンブルク娘」の像は、ハーナウからブレーメンに至るドイツ・メルヘン街道のニーンブルクを象徴するモニュメントである。 郵便局の横入り口にはグロッケンがあり、毎日9時、12時、15時に民衆歌『私は小さなニーンブルク娘』のメロディーを響かせる。この歌はかつてこの街やその周辺でよく知られていた曲であった。歌詞の「小さなニーンブルク娘 (die kleine Nienburgerin)」を「カレンブルクの農民 (der kalenburger Bauer)」と替えて歌われることもあった。こうした替え歌は、領域の境界付近で創られ、隣の領域をからかうといった民俗学的意義を持つ。この替え歌はリューネブルク侯領とカレンベルク侯領との境界を思い起こさせるものである。その境界線はこの街からわずか数km北と東に引かれていた。
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