SUBARU
(富士重 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 03:57 UTC 版)
株式会社SUBARU(スバル、英: SUBARU CORPORATION[2])は、日本の自動車などを製造する重工業の会社である。2020年の2月6日からトヨタ自動車株式会社の持分法適用会社となっている。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ[3][4]。
注釈
- ^ 株式額面金額変更のため、東邦化学→富士重工業(新社)を存続会社として旧社は吸収合併されている。
- ^ 終戦後、アメリカに接収されて、140オクタンの高品質な燃料を使用しての綿密なテストの結果、アメリカをして「第二次大戦の日本戦闘機のベストワン」と絶賛させた。
- ^ 「富士」は「富士山」に由来する。中島飛行機の創立者である中島知久平は、日本を代表する名山である富士山をこよなく愛した。
- ^ 本社は東京都新宿区角筈(新宿スバルビル所在地)である
- ^ 当時、ブリヂストン会長でもあった石橋正二郎個人が筆頭株主の会社(つまり、厳密にはブリヂストンの資本系列ではなかったが、銀行は事実上のブリヂストン支配の会社と認定していた)となっていた。
- ^ 1954年(昭和29年)、戦前の立川飛行機の転進で、同じくブリヂストン傘下にあったプリンス自動車工業と合併、富士精密工業として開始した後、1961年(昭和36年)、プリンス自動車工業と名称を変更、スカイライン・グロリア・皇室御料車プリンスロイヤルなどを開発。1966年(昭和41年)、日産自動車に吸収合併された。
- ^ のちの富士ロビン。2007年に富士重工系列を離れマキタ沼津を経てマキタに吸収合併。
- ^ 共用化が全く行われなかったわけではなく、3代目レオーネ及び初代アルシオーネと7代目および8代目ブルーバードの一部部品は互換性があった。
- ^ 本田技研工業(以下、ホンダ)向けを含むOEMによる完成車の相互供給も行なわれたが、2003年(平成15年)いすゞのSIA撤退をもって関係を解消している。
- ^ GM傘下在籍中には、同傘下のSAABにインプレッサ・スポーツワゴンのOEM車種サーブ9-2Xを提供したり、GMのタイ工場からオペル車のOEMであるトラヴィックなどの供給を受けたりしていた。また2003年(平成15年)から開発を開始した「B9トライベッカ」ではSAAB版を最初からサーブ側と共同開発する計画だった。
- ^ 大型専業4社のほかにトヨタ自動車を含む。
- ^ 西日本車体工業も2010年をもってバス車体生産から撤退し解散。UDトラックスも日本国内でのバス製造事業を終了している。
- ^ のちにブラジルの国鉄に相当するブラジル連邦鉄道へ併合。
- ^ ほぼ同型の車両が現地のサンタ・マチルジ工業ほかでも製造された。
- ^ 1978年に2等車、1980年から1983年にかけて3等車を製造・納入。後者は日本車両製造と住友商事の手により、のちに現地のインダストリ・クレタ・アピ社でノックダウン生産。
- ^ いすゞ自動車にOEM供給されていた製品がリコールに該当するかどうかは不明だった。
- ^ 社史『富士重工業50年史 1953-2003』年表には、対イスラエル輸出に関する記述がない。現地商社による販売だった為表向きは直接関与していないものとした、或いは富士重工業としてもともと輸出する計画は無かった、などの仮説がなりたつが、理由は不明である。
- ^ イスラエルとの取引を継続すると中東諸国でボイコットを受ける恐れがあったが、長年国内市場のみで販売されたスバル車にはこのリスクが無いという側面があった。
出典
- ^ コーポレートガバナンス - 株式会社SUBARU
- ^ 株式会社SUBARU 定款 第1章第1条
- ^ 構成銘柄一覧:日経平均株価 Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。
- ^ 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期選定結果及び構成銘柄一覧 (PDF) jpx.co.jp 2020年10月7日公表 2021年10月8日閲覧。
- ^ “まんが太田の歴史・飛行機王中島知久平”. 太田市ホームページ (city.ota.gunma.jp). 太田市. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月13日閲覧。
- ^ "中島知久平". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2024年1月12日閲覧。
- ^ “社名変更「スバル」自動車市場で輝き続けられるか”. 読売新聞 (yomiuri.co.jp). 読売新聞社. p. 1 (2017年3月24日). 2024年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月12日閲覧。
- ^ (2/2) 絶好調「スバル大変身」の原点は、トヨタからの“愛のムチ”だった - ビジネス+IT
- ^ “不正受給:富士重に補助金8億円返還処分”. 毎日jp (毎日新聞社). (2013年2月1日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。 2013年2月1日閲覧。
- ^ “富士重工業株式会社が「株式会社SUBARU」に社名を変更” (PDF). プレスリリース (2016年5月12日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “ヤマハ発動機と富士重工業の間で 汎用エンジンの一部および米国販売会社の譲渡に関する契約を締結”. ヤマハ発動機プレスリリース (2016年12月7日). 2017年1月8日閲覧。
- ^ Why Subaru is one of the hottest automakers in the U.S. Chicago Tribune 2015年2月29日
- ^ 売れすぎスバルは一体どこまで拡大するのか 東洋経済オンライン 2016年4月1日
- ^ スバルとトヨタ、資本提携強化でどうなるのか? (1/4)2019年9月30日 ITメディアビジネスONLINE
- ^ 外国人集住都市会議/会員都市(2019年1月8日閲覧)。
- ^ スバル360、アルシオーネ、初代レガシィ…富士重が歴代の名車が眠る技術資料館の特別公開に踏み切った!産経ニュース(2016年4月11日)2019年1月8日閲覧。
- ^ 北海道・美深試験場の「高度運転支援技術テストコース」完成~2017年11月より本格的な運用を開始~SUBARUニュースリリース(2017年10月23日)2019年1月8日閲覧。
- ^ “陸上自衛隊新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発事業者決定について”. 防衛省・自衛隊. (2015年7月17日)
- ^ “UH-X、ベル412EPI発展型に ガリソンCEOに聞く”. Aviation Wire. (2015年7月30日)
- ^ “木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整備基盤について”. 防衛装備庁 (2015年11月). 2023年1月16日閲覧。
- ^ a b 「重」の1画目がない独自の漢字で「富士重工業株式会社」と書かれている。
- ^ a b c d e f 富士重工業「富士重工業50年史1953-2003 六連星はかがやく」281P・296-297P。
- ^ “日産ディ、西日本車体へのバスボディー発注集約を発表”. NIKKEI NET (日本経済新聞社). (2002年1月16日). オリジナルの2002年1月18日時点におけるアーカイブ。 2017年3月15日閲覧。
- ^ a b 富士重工業 バス車体および鉄道車両の新規生産を2002年度限りで終了(富士重工業プレスリリース・インターネットアーカイブ・2002年時点の版)。
- ^ 富士重工業 新潟トランシスの鉄道車両事業に協力(富士重工業プレスリリース・インターネットアーカイブ・2003年時点の版)。
- ^ 富士重工業「富士重工業50年史1953-2003 六連星はかがやく」281P・292P。
- ^ a b c d e f g 富士重工業「富士重工業50年史1953-2003 六連星はかがやく」資料集97P。
- ^ a b c d e 富士重工業(株)『富士重工業50年史 1953-2003 (2004.07)
- ^ “富士重工業 塵芥収集車フジマイティーの生産を終了” (PDF). プレスリリース (2012年12月21日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “事業譲り受けに関するお知らせ” (PDF). 新明和工業 (2013年1月7日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “富士重工業 産業機器カンパニーをスバル自動車部門へ統合”. 富士重工業プレスリリース (2016年5月12日). 2016年5月12日閲覧。
- ^ “ヤマハ発動機と富士重工業の間で 汎用エンジンの一部および米国販売会社の譲渡に関する契約を締結”. ヤマハ発動機プレスリリース (2016年12月7日). 2017年1月8日閲覧。
- ^ “SUBARU 連結子会社の異動について”. SUBARUプレスリリース (2020年3月2日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ “富士重工ハウス株式会社及び株式会社高千穂の株式取得による子会社化に関するお知らせ~ワンストップで総合力を発揮できる複合専門商社グループへ~”. ユアサ商事プレスリリース (2020年3月2日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ SUBARU XB(2008年12月11日時点のアーカイブ)
- ^ “天体望遠鏡 SUBARU メローペ80A”. 2022年6月16日閲覧。
- ^ 当社前会長起訴についてのコメント
- ^ 富士重工・川合会長逮捕——防衛産業の罠に墜ちた「名経営者」
- ^ 日刊スポーツアーカイブ 中島洋次郎元衆院議員、首つり自殺
- ^ SUBARU NEWS 当社の元社員が書類送検されたことについてのコメント
- ^ 自動車の安全性確保とリコール制度の改善に関する意見書
- ^ 失敗百選 ~富士重レガシィのアクセル緩まず、リコール隠し~
- ^ “サンバーのリコールについて”. SUBARU (2017年9月7日). 2020年1月25日閲覧。
- ^ “【リコール】スバル サンバー 62万台、クランクプーリ不具合でエンジン停止のおそれ”. response. (2017年9月7日). 2020年1月25日閲覧。
- ^ サンバーリコール62万台!! 国は過去2度、スバルに行政指導していた!!
- ^ サンバー大量リコールの舞台裏第2弾!!「事故は2013年7月に起きていた!!」
- ^ クリーンロボット部における不正行為について
- ^ スバルの新車投入は大丈夫か、今度は「燃費疑惑」で下請け動揺
- ^ スバル無資格検査、30年以上前からか 社長が認める
- ^ a b スバル 緊急記者会見、完成検査員問題でトヨタ「86」を含む直近3年間の全車種25.5万台をリコール。費用は50億円
- ^ 産経Biz 日産とスバル、無資格検査なぜ起こった?
- ^ スバル、法令順守意識薄く不正検査で報告書提出
- ^ スバル、排ガス測定値も改ざん 社長「企業風土根っこ」
- ^ スバル書き換え900台検査データ不正で報告書『日本経済新聞』2018年4月27日
- ^ スバル、ブレーキも改ざん 燃費改ざん1900台に『日本経済新聞』2018年9月28日
- ^ スバルでさらに検査不正の恐れ 9車種計約10万台に追加のリコール livedoor News 2018年11月5日
- ^ スバル、数十万台以上リコールへ エンジン部品に不具合 朝日新聞デジタル 2018年10月25日
- ^ “スバル、国内工場の操業停止 3車種でハンドル補助部品に不具合の恐れ”. 産経ニュース. 産経新聞 (2019年1月23日). 2019年1月25日閲覧。
- ^ “納車遅れる可能性、スバル完成車工場が操業停止”. YOMIURI ONLINE(読売新聞). 読売新聞 (2019年1月23日). 2019年1月25日閲覧。
- ^ “完成車生産きょう再開、変わろうとするスバルの決意”. ニュースイッチ. 日刊工業新聞 (2019年1月28日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “スバル、3車種780台リコール ハンドル操作に異常の恐れ”. 共同通信. 共同通信 (2019年1月31日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ “インプレッサ、XV、フォレスターのリコールについて”. 株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト. 株式会社SUBARU (2019年1月31日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ “海外向け車両もリコール検討 | 共同通信”. 共同通信. 共同通信 (2019年1月31日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ “スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞 (2019年1月24日). 2019年1月25日閲覧。
- ^ “スバル、群馬の完成車など3工場稼働停止 死亡事故で”. 日本経済新聞 (2024年2月16日). 2024年2月18日閲覧。
- ^ ありがとう!富士重工業!社名変更記念式典潜入レポート#スバコミ 2017年4月28日閲覧
- ^ 富士重工業 吉永泰之社長インタビュー個性を失えば競争優位性も失うスバルの「トヨタ化」はしない | 週刊ダイヤモンド 企業特集 - ダイヤモンド・オンライン
- ^ 「スバルの逆張りHV トヨタ頼らぬ技術者の意地」『日本経済新聞』、2013年4月16日。2021年9月1日閲覧。
- ^ 宮本夏実「富士重の危機感」『週刊東洋経済』2016年1月9日号、31頁、2021年9月1日閲覧。
- ^ a b c Jacob Sivak (2017年2月13日). “Boycotts and Boycotts” (英語). THE TIMES OF ISRAEL. 2019年6月11日閲覧。
- ^ 1970年に撮影された当時の写真より。 “סובארו חדרה לשוק הישראלי, דבר, 1 ביוני 1970” (ヘブライ語) (1970年6月1日). 2019年10月28日閲覧。
- ^ Chaim Fershtman,Neil Gandal (1998年). “The effect of the Arab boycott on Israel: the automobile market” (PDF) (英語). The RAND Journal of Economics. 2019年6月11日閲覧。
「富士重」の例文・使い方・用例・文例
「富士重」に関係したコラム
-
株式市場に上場している銘柄を分類する方法の1つに、株価水準が挙げられます。株価水準では、株価の高い、安いによって銘柄を分類します。一般的に株価水準では、次のように分類します。値がさ株(値嵩株)中位株低...
- 富士重のページへのリンク