富士見高等学校
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富士見高等学校(ふじみこうとうがっこう)は、日本の高等学校。
- 1 富士見高等学校とは
- 2 富士見高等学校の概要
富士見高校
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昔はキャプテン大沼とその取り巻きによって荒れており、こずえたちが入部した頃も大沼達は追い出そうとして卑劣な嫌がらせを繰り返していた。そしてこずえと大沼の一騎討ちの際は取り巻きがこずえのタオルに刺激物をつけてこずえの目を潰したりした(原作ではこずえが試合前に水を飲む癖があることを知る者がこずえのコップに睡眠薬を混入させた)。しかし美沢学院に完敗したことをきっかけに取り巻きたちは辞めていき、大沼はこずえの説得により本気でバレーに取り組むようになる。 鮎原こずえ 声 - 小鳩くるみ 、遠藤綾(2018年CM)/ 演 - 上戸彩(ドラマ)、和田彩花(舞台) 本作の主人公。中学2年時に結核の転地療養で東京の名門校・明法学園から静岡の富士見学園へと転校。バレーは明法の頃から得意で、アタッカーだった。富士見学園転校当初は病気のためスポーツは両親から禁止されていた。ひょんなことから桂木率いるバレー部と、落ちこぼれグループを率いて対戦するはめに。両親に隠れてバレーの練習をしていたが、その練習で結核は全快し、バレー部との対戦には勝利。こずえの後に転校して来た早川みどりと当初バレーに対する考えが異なることで対立し練習中も言い争いや小競り合いが頻繁に起きていたが、練習試合で連続連携プレーを駆使して勝利し試合後に和解。以後みどりと一心同体のように苦楽を共に過ごすことになる。こずえは富士見学園バレー部の主将に就任。以来、自分の青春をバレーに燃やす。学力はかなり優秀で、名門進学校の明法学園で首席だったこずえは、授業中居眠りをしていても富士見学園転校後の最初の定期試験で楽々首席となる。高校時代、真木村が転校してきたときの中間試験では学年7位であった。性格は少々おっとりしているが、誰にでも優しく人望がある。だが気が強く負けず嫌いなため、ケンカっ早いところもあり、ときに殴り合いの喧嘩をしてしまう。強敵と対峙する際は自信喪失となり、涙を流すこともしばしば。 努の死やそれに伴うスランプなど、数々の障害と強敵に立ち向かい、中学時代は1度、高校時代は2度に渡り全国優勝を果たした。富士見学園・中学オールジャパンのキャプテンを務める。富士見学園中学時代にはみどりと共に「美少女アタックコンビ」と呼ばれ中学オールジャパンをはじめ数々の大会にみどりと共に選抜される。高校2年生のときに実業団オールジャパンに選ばれ、世界大会に出場し、MVP賞を受賞。髪型は基本的にポニーテールだが、ショートやおさげもある。中学生時代は深緑の瞳であった。高校2年生の頃に瞳は緑色になる。1976年に発表された続編では(浦野の作画ではあったものの)これまでとは異なり丸味のない髪型をしていた。富士見高校でも大沼の後を継いで2年生ながらキャプテンになりチームをインターハイ優勝へと導いた。卒業後はヤシマカメラに入社する。 こずえの名はドイツ・ハンガリーで放送された際にはMila(ミラ)、イタリアではMimì(ミミ)とされている。 早川みどり 声 - 坂井すみ江、増山江威子(映画第4作)、沢口千恵(SANYOパチンコ・パチスロ版) 、御沓優子(2018年CM)/ 演 - 酒井彩名(ドラマ)、上國料萌衣(舞台) 中学2年に富士見学園に転校。背番号は富士見学園中学では「2」で中学オールジャパンでは「4」、富士見高校では「3」。小学生の時に富士見学園に来ていた。大資産家のお嬢様。気が強く、ワガガマな性格でキャプテンになりたい一心でこずえともめるが、練習試合でチームプレイの大切さを知り以後こずえの大親友となる。こずえと同じオールプレイヤーだが、必殺サーブ・木の葉おとしや回転レシーブを得意とする。瞳は茶色で髪型はロングヘアにカチューシャを常時付けている。努の死によりこずえが落ち込んでいる時やスランプに陥り投げやりになっていると「甘ったれんじゃないわよ」と厳しく接することもあるが、こずえのことを誰よりも理解し共に泣き共に笑い、こずえを常に支えるまさに「無二の友」といえる最重要な存在である。こずえと同様に「美少女アタックコンビ」と呼ばれ数々の大会にこずえと共に選抜される。主人公を除き、全てのシリーズ(原作・アニメ・新アタックNo.1(昭和版・平成版)およびドラマ)に登場したのはみどりのみ。また原作での外見が後の全てのシリーズに受け継がれたのも彼女のみ。 アニメでは第4話から登場(実際は、第3話終盤における後ろ姿だった)。小学校時に富士見市に在住、柏木や中沢とは同級生で旧知の仲。父の仕事の都合で京都へ転校したが、中学2年の時富士見市に戻り富士見学園に転校する。卒業後は木立に入社する。 本郷俊介 声 - 仲村秀生、藤原啓治(SANYOパチンコ・パチスロ版) / 演 - 中村俊介(ドラマ) 富士見学園コーチ兼富士見学園英語教師。大学時代は野球部に所属。バレーの素人ではあるものの、独自の指導法でこずえ、みどり達を育てる。高校では東都大学のコーチをしていたが、こずえ達の頼みで富士見高校のコーチとしてこずえ達のもとに戻ってくる。緑のネクタイ、白のシャツ、青のスーツがトレードマーク。こずえやみどり達をわざと突き放したり冷たく接したりすることもあり、誰も想像もつかない突拍子もない作戦や練習を提案するなど傍から見たら理解不能な言動がみられる。「1度や2度の失敗を恐れずに何度もやれば必ず成功につながる」ことを常に考え、この指導法が新たな必殺技誕生や必殺技強化をはじめチームの団結力強化や選手1人1人の成長にもつながっている。富士見学園の学力が第一という考えを否定している。 大沼みゆき 声 - 栗葉子、恵比寿まさ子(映画第4作)/ 演 - 大友みなみ(ドラマ)、中西香菜(舞台) 富士見高校キャプテン。こずえ達の2学年先輩。父はPTA会長で何かとその権力を使い反発するものを圧する。過度な封建制度を強行し、特にこずえやみどりを苦しめる。美沢学院との練習試合に完敗しバレー部を辞めるが、こずえの説得で復帰し富士見学園ただ一人の最上級生となった。富士見高校の秘密兵器となるダブルアタックとマシンガンアタックにて名セッターとして活躍しインターハイにおいて打倒寺堂院に向けて新技考案などキャプテンとしての威厳を見せる。ときには近所の子供にバレーを優しく教えることもある。インターハイでは決勝で寺堂院に敗北したものの、こずえ・みどりと共にベスト12に選ばれる。アニメでは大学進学のためにこずえにキャプテンの座を譲ってバレー部を去るが、原作ではこずえが全日本の一員になった後も最後までバレー部で活躍している。 中沢 声 - 沢田和子 中学・高校と通して古参の富士見のバレー部員であだ名は「ナカ」。背番号「6」。負けん気が強く、石松が入るまではチームのムードメーカーであった。バレーの実力は中の上だが香取に代わりピンチサーバーに選ばれた。また、こずえの特訓に付き合って大怪我をした。こずえのことは中学時代『キャプテン』と呼んでいたが、高校からは『親分』と呼ぶようになった。こずえと同期で富士見高校に進学した富士見学園中学バレー部員のうち、こずえとみどりを除きバレー部で活躍しているのは中沢だけとなった。 原作では高校編でバスケ部に入部して以降、登場していない。 真木村京子 声 - 増山江威子 / 演 - 佐々木莉佳子(舞台) 背番号は「11」(原作では「13」→「9」)。おさげ、三つ編みの女の子で瞳は青。性格はクール。こずえ達と同学年。富士見高校転校当初はガリ勉で成績は余裕で首席。勉強以外のものを貶していたが、そんな態度とは裏腹にこずえが驚くほど運動神経は抜群、本当はスポーツを愛する女の子で幼少期はテニスに打ち込んでいた。勉強だけでなくバレーでもこずえに劣っていないことを証明するために、母が東京にいる長男の病気の看病で長期間留守にしている間にバレー部に入部。こずえの猛特訓の洗礼を浴びる。そんなこずえを逆恨みするが、大沼にレギュラーとして期待されている裏返しであると諭され、こずえと和解。素晴らしい運動神経で大沼の穴埋めになるセッターをこなすと同時に、粘り強いレシーバーでもある。 武市 声 - 菅谷政子 背番号は「4」。こずえたちの1学年上。後半では1年(新2年)が目立って全く目立たなくなった。美沢学院との試合で負けて大沼が退部したとき、自分がキャプテンになれるものと期待していた。キャプテンに推されたのはこずえであったため、バレー部を辞めてしまうが、こずえに説得され復帰。地味ながら富士見高校優勝に貢献する。 石川 声 - 松尾佳子 背番号は「5」。武市と同学年。脇役だが地味にレギュラーだった。武市がキャプテンになれなかったときに武市と共にバレー部を退部するが、こずえに説得されバレー部に復帰する。春の選抜で東南学院との決勝では東南のペースを崩すために第2セットでこずえと交代される。 石松 声 - 東美江 / 演 - 森田彩華(ドラマ)、室田瑞希(舞台) 富士見高校のムードメーカーであり、背番号は「7」。負けん気が強い。マイティシックス編では富士見バレー部に勝負を挑むマイティシックス相手に富士見高の名誉を賭けて単身勝負を挑むがボロボロにされる。同じ時期に入部する猪俣とは気が合い試合外でも仲の良さをうかがわせる。 「石松」はあだ名であり、本名は原作、アニメ、ドラマ、舞台で異なる。原作と舞台では石原松枝、アニメでは石田松江、ドラマでは石松真理となっている。アニメでは練習試合で青葉学園のバレー部監督からあだ名の「石松」と呼ばれた。 猪俣 声 - 千々松幸子→桂玲子 あだ名は「デコ」。背番号は「8」。石松と同じ時期にバレー部に入部。粘り強いファイトを持ち入部テストで本郷が折れて合格させるほどである。小回りが利く素早い動きが持ち味でもあり、石松とは気が合い試合では石松との連携プレイを見せる場面も多い。 清水晴子 声 - 森ひろ子 / 演 - 麻尋えりか(舞台) こずえのクラスの担任で国語教師。バレー部の顧問であったが、みゆきが権力を使っていた時代は形だけの顧問であり何もしていなかった。そのため、バレー部は乱れに乱れていた。校長からこのままではバレー部を廃部すると言われ奮起し、美沢学院との練習試合を機にこずえ達に猛特訓をさせる。アニメではこずえ・みどり・中沢がバレー部を追い出されたという噂を聞いた富士見学園中学からこずえ達と同級生である三田村と3人との会話を聞き三田村が「とにかく女子バレー部はなってない」「あれじゃあ飾り人形に過ぎんよ」「何のための部長か分からんぜ?」と言ったことで自身のこれまでの行動に非を感じ、こずえ達がバレー部を追い出された本当の理由を取り巻きグループに突き付け、乱れていた女子バレー部再起に奮闘する。年頃の女の子の些細なことで揺れ動く心理がまったく理解できない本郷を陰ながらサポートする。後に岩島先生と結婚。岩島先生の後を追い、四国へ行く。 アニメでは本郷先生を慕っていた。 神田 声 - 麻生みつ子 原作では神田幸子。大沼の取り巻きグループの1人でアニメでは石灰事件以降退部した。 中原 声 - 浅井淑子 / 演 - 久保田磨希(ドラマ) ドラマでは中原淳子、原作では中原裕子。大沼の取り巻きグループの1人でアニメでは美沢学園との練習試合でこずえのタオルに石灰を仕込み失明の危機に追い込んだ。石灰事件の証拠を突きつけられ退部した。 須賀 声 - 北川智恵子 / 演 - 仲村瑠璃亜(ドラマ) 原作では須賀光代。大沼の取り巻きグループの1人でアニメでは石灰事件以降退部した。ドラマでは須賀いずみ。ポジションはリベロ。泣き虫だが優しい先輩。鬼となった本郷の厳しい特訓に耐えるも体育館から追い出される。しかしそのことがチームメイトのファイトにつながり本郷追放のため試合に臨んだ選手たちは一丸となる。 松本悟志 演 - 深江卓次(ドラマ) 馬場千歳勢 演 - 高橋亜里沙(ドラマ) 友近瑞穂 演 - 清岡祐斐(ドラマ) 日下部かおる 原作のみに登場。170cmの長身だが気が弱い。大沼みゆき率いるバレーボール部に対抗するため結成した新バレーボール同好会へこずえの勧誘により入部した。長身を生かしたブロックを得意とする反面レシーブは苦手である。 小幡 演 - 笠原桃奈(舞台) 原作では苗字のみだったが後述する舞台版では小幡すずめというフルネームが付く。情報屋の小幡と呼ばれるほど耳が早い。バレーは素人だが新バレーボール同好会結成の情報を聞き付け英雄になれるという理由から入部した。レシーバーだが特徴的なプレースタイルがなく試合出場の機会も少ない。
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