寄生虫病
寄生虫症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:20 UTC 版)
生食により寄生虫症を発症し、急性腹症として腸閉塞、皮膚爬行症、眼球移行症などを起こすことがある。国立感染症研究所によれば、最初の症例報告は1974年の秋田県での腸閉塞の疑い例とされている。その後、報告は1987年まで途絶えるが以降1994年までに約50例が報告され注目された。診断は摘出虫体の病理組織学的同定(とり出して調べる)。治療法は今のところ外科的摘出(広い目にメスを入れて引っ張りだす)のみ。 症状 急性腹症 - 潜伏期間:1 - 3日程度。嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、腸閉塞。 皮膚爬行症 - 潜伏期間:2週間程度。皮膚にミミズバレなど、眼球移行も報告されている。
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