宣命体とは? わかりやすく解説

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せんみょう‐たい〔センミヤウ‐〕【宣命体】

読み方:せんみょうたい

宣命書きで記す宣命祝詞文体


宣命

(宣命体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 14:11 UTC 版)

宣命(せんみょう)とは、天皇の命令を漢字だけの和文体で記した文書であり、漢文体の詔勅に対していう。この文体を宣命体(-たい)、その表記法を宣命書(-がき)、また宣命を読み上げる使者を宣命使(-し)、宣命を記す紙を宣命紙(-し)という。宣命体は、漢字仮名交じり文の源泉となった文体で、かなの発達史上、大変重要な文書である。


  1. ^ 現在でも祝詞では宣命体が用いられており、祭りや祈願の際に神官によって記されている。
  2. ^ 大島正二『漢字伝来』P.113 - 114
  3. ^ 大島正二『漢字伝来』P.117
  4. ^ 森岡隆『図説かなの成り立ち事典』P.187
  5. ^ 新村出『広辞苑』
  6. ^ 二玄社編集部『書道辞典』二玄社;、2010年、30頁。ISBN 978-4544120080 
  7. ^ 続日本紀』には収録されていない。
  8. ^ 孝謙天皇宣命の転写はもう1点あり、正倉院文書・続修第一巻に収められている。
  9. ^ 宮内庁書陵部編『図書寮叢刊 壬生家文書 六』(昭和59年),p.27
  10. ^ a b 宮内庁書陵部編『図書寮叢刊 壬生家文書 六』(昭和59年)


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宣命体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 14:10 UTC 版)

文語体」の記事における「宣命体」の解説

主に奈良時代日本語宣命(詔)を漢字書き表したもの。助詞語尾など(後の送り仮名相当する部分)は 万葉仮名により小さ漢字書いた万葉仮名仮名置き換えれば、後の漢字・仮名交じり文に近い。その後祝詞宣命書きとして用いられ神道において現代使われる

※この「宣命体」の解説は、「文語体」の解説の一部です。
「宣命体」を含む「文語体」の記事については、「文語体」の概要を参照ください。

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