実証主義とは? わかりやすく解説

じっしょう‐しゅぎ【実証主義】

読み方:じっしょうしゅぎ

知識対象経験的事実限り、その背後に超経験的実在認めない立場超越的思弁排し近代自然科学方法を範とする。サン=シモン初め用いコントによって提唱された。実証論


実証主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 05:50 UTC 版)

実証主義(じっしょうしゅぎ、: positivism: positivisme: Positivismus)は、狭い意味では実証主義を初めて標榜したオーギュスト・コント自身の哲学を指し、広い意味では、経験的事実に基づいて理論仮説命題を検証し、超越的なものの存在を否定しようとする立場である。


注釈

  1. ^ サブラによれば、論理実証主義を打ち立てた最初期の科学者は10世紀のアラビアの科学者イブン・アル・ハイサムである[1]。彼は実験や経験知から法則性を見出し、光学を飛躍的に発展させた。

出典

  1. ^ Sabra, A. I., "The astronomical origin of Ibn al-Haytham’s concept of experiment," pp. 133-136 in Actes du XIIe congrès international d’histoire des sciences, vol. 3. Paris: Albert Blanchard, 1971; reprinted in A. I. Sabra, Optics, Astronomy and Logic: Studies in Arabic Science and Philosophy. Collected Studies Series, 444. Aldershot: Variorum, 1994 ISBN 0-86078-435-5


「実証主義」の続きの解説一覧

実証主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 08:46 UTC 版)

「史料」記事における「実証主義」の解説

ヨーロッパ19世紀歴史学専ら実証主義が主流であった厳密な史料批判をめざし、疑わしい記録排斥しキリスト教の教会役所などに伝わる古文書基準として研究進めていった。こうした方法自体誤りではないが、しばしば瑣末捉われ全体像見失ったり、無味乾燥な歴史に陥ってしまうことにもなった。

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「実証主義」を含む「史料」の記事については、「史料」の概要を参照ください。

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実証主義

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 15:12 UTC 版)

名詞

実証主義 じっしょうしゅぎ

  1. 社会科学人文科学自然科学領域における思想方法論のひとつ。実験統計によって証明することができない現象についての研究は、学問範疇から外すべきであるという主張

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