宗風とは? わかりやすく解説

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しゅう‐ふう【宗風】

読み方:しゅうふう

仏教で、一宗風儀

一派家元


宗風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 00:12 UTC 版)

潙仰宗」の記事における「宗風」の解説

その宗風は、「方円黙契」と称せられ、『法眼十規論』では「谷の韻に応じるが如く、関の符を合する似たり。規儀を差別すると雖も、かつ融会を礙ぐることなし」と述べている。また、五家宗旨纂要』では「潙仰の宗風は、父子一家師資唱和し、(中略体用及び彰る」と述べられている。 つまり、その宗風には、黙照禅称される曹洞宗類似した点も見られるが、家族的で、孤立的な性格があったものと思われる。その宗風が、逆に災いし同系の臨済宗隆盛するにつれて衰退して行き宋代至って遂に吸収同化されてしまったものと考えられる

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宗風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/17 08:16 UTC 版)

雲門宗」の記事における「宗風」の解説

法眼十規論』では「韶陽は則ち截流」といい、五祖法演は「紅旗閃燦」と言っているように、その宗風は厳しく機鋒峭峻であり、矛先のように鋭い問答は非常に簡潔な語句用いて行なわれ弟子育て手段(接化)も著しく他と異なるものがあった。 「雲門三句」と言って、接化の手段を三句にまとめた。「函乾坤」箱とぴったり合うように弟子機根にぴたりあった接化をおこなう。「截断衆流」有無を言わさず修行者煩悩絶ち切らせる。「随波逐浪」修行者個性随って闊達無礙指導をすること。このような千変万化する接化の妙に特色があった。 三句はまた同時に雲門宗特徴ともされた。「函乾坤」は徹底した現実肯定」を指すが安易な現状追認ではなく仏法現実とは別に在らず現実仏性」の徹底した修行をいう。「截断衆流」俗世間雑念妄想をたちきって、衆生煩悩断ち切る。「随波逐浪」現実厳しく見据えた上に、計らいなしで、あるがまま生きていく。雲門は、一切図式教条性・パターン化したものを徹底的に拒み、自らの座標軸絶え自分転換していく、一処留まることをしない禅風であった。 また「雲門一字関」と言って「唖」「咦」「喝」「咄」「露」「胔」「聻」「参」「鑑」「倶」「拶」「嗄」「是」など、たった「一字でもって禅の玄旨著した

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「宗風」を含む「雲門宗」の記事については、「雲門宗」の概要を参照ください。

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