宇部伊佐専用道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 06:08 UTC 版)
宇部伊佐専用道路(うべいさせんようどうろ)は、山口県宇部市から同県美祢市に至るUBE三菱セメントが保有する専用道路。宇部興産(現・UBE)が建設し、2022年のセメント事業分社化まで保有していた。旧・宇部興産時代の正式名称は、宇部・美祢高速道路(うべ・みねこうそくどうろ)[1][2]で通称は「宇部興産専用道路(うべこうさんせんようどうろ)」だった。全長31.94 kmに及ぶ、日本一長い私道である[2]。
注釈
- ^ トラクタの第五輪でセミトレーラーを牽引し、セミトレーラーに取り付けられた連結器でドリー付きセミトレーラーを牽引する。日本国内に於いては、ダブルストレーラーの公道走行は認められていない。
- ^ 日本の道路交通法・道路運送車両法では、公道におけるフルトレーラーの連結全長は18m(保安基準緩和と特殊車両通行許可によって25m)、被牽引車は1台までと規定されているが、私道である宇部伊佐専用道路には適用されないため、18m以上の複数連結トレーラーが通行している。日本に於いては宇部伊佐専用道路でのみ見られる形態で、かつてはトリプルストレーラーの運行も行われていた。
- ^ 宇部興産本体の鋼構造物をはじめとする機械・エンジニアリング部門は、後に事業分割により子会社の宇部興産機械(現・UBEマシナリー)に承継されている。富士車輌は2001年の民事再生手続開始申立により宇部興産傘下を離脱し、再建過程で鋼橋事業からも撤退した。
- ^ 同時に中国電力三隅発電所との間で炭酸カルシウム・フライアッシュの双方向輸送を開始している。なおこれは2014年に廃止された。
出典
- ^ 宇部興産『CSR報告書2007』2007年9月、54頁 。
- ^ a b c d e f g 浅井建爾 2015, p. 30.
- ^ a b c UBE株式会社. “「翼」第5号:宇部興産物語”. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c “SCANIAに託された、宇部興産ダブルストレーラーの未来”. スカニアジャパン (2016年4月8日). 2020年8月18日閲覧。
- ^ 宇部興産. “宇部興産専用道路”. 2021年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月18日閲覧。
- ^ a b c 加藤久美子 (2023年1月5日). “日本最長32kmの私道を走る「ダブルス・トレーラー」 新会社発足でボディカラー一新! 新車体を世界初公開!”. ベストカーweb. 2023年1月5日閲覧。
- ^ UBE株式会社 宇部渉外部『地域コミュニケーション誌「翼」No.21』2022年12月 。2023年3月3日閲覧。
- ^ 宇部興産株式会社『地域コミュミケーション誌「翼」No.4』2014年5月 。2023年3月3日閲覧。
- ^ SCANIAに託された、宇部興産ダブルストレーラーの未来
- ^ a b c 藤野清 (2009年5月28日). “ポスコの発展の原点”. 日経クロステック. 日経BP. 2023年3月3日閲覧。
- 1 宇部伊佐専用道路とは
- 2 宇部伊佐専用道路の概要
- 3 興産大橋
- 4 起終点等
- 5 脚注
- 6 外部リンク
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