学位請求論文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 22:06 UTC 版)
文字通り、学位取得のための論文。 卒業や修了において、論文の提出が必須とされる場合がある。特に学位取得を修了要件とする大学及び学位課程はその主たる存在である。卒業論文や修士論文では提出後に発表会や公聴会が開かれ、執筆者による口頭発表の後に、合否の判定が行われることが多い。博士論文では、通常、提出後の口頭試問(英: defence)や語学試験が必須で、論文と併せて合否が判定される。卒業論文では研究の内容や独自性のような価値を重視するよりも、研究論文の書式に従って成果をまとめる訓練として認識されることがしばしばである。なお日本では単に「学位論文」・「学位請求論文」という場合は、博士論文のことを指す。 卒業論文学部卒業のため(学士の学位を取得するため)の論文。学士論文と呼ぶこともある。学部によっては課されない。 修士論文大学院で修士の学位を取得するための論文。 修士論文(専門職)専門職大学院においても修士論文を課すところがある。なお、専門職大学院は学位取得の要件として、修士論文を必須条件としないため、論文提出の有無は各大学院の判断による。論文の必要がない大学院は修士論文に相当する科目(特定課題研究)を学生に履修させることで、単位認定を行う。 博士論文大学院で博士の学位を取得するための、または、非在学者が博士認定を求めるために大学院に提出する論文。著作が“博士を認定して然るべき内容”と判断される例もある。
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