子供十字軍とは? わかりやすく解説

少年十字軍

(子供十字軍 から転送)

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少年十字軍(しょうねんじゅうじぐん、フランス語: Croisade des enfants)は、第4回十字軍の後、フランスドイツにおいて神の啓示を受けたとする少年エティエンヌの呼びかけにより少年・少女が中心となって結成された十字軍




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子供十字軍

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海と夕焼」の記事における「子供十字軍」の解説

海と夕焼』の主人公安里が、少年アンリだった1212年に、キリストお告げにより同志率いてマルセイユ向かったという設定は、実際にあった「子供十字軍」の歴史的エピソードとほぼ合致しており、三島がこれを元にしていたことが看取され、実際に三島自身も、翻訳者ジョン・ベスター交えた対話中で、〈チルドレンズ・クルセイドの話〉を題材にしている旨を語っている。 歴史書によればフランスヴァンドーム住んでいた牧童エティエンヌが、1212年に「十字軍」を勧請する神秘的告知語り聖地エルサレム奪還するために周囲の子供らと「子供十字軍」を結成してマルセイユから船出するが、船主騙され奴隷としてチュニジアエジプト売り飛ばされてしまったとされている。 しかし、エティエンヌインド売られ、そこで大覚禅師救われ日本やって来るというエピソード歴史書にはなく、これは三島創作したオリジナル設定となっている。また、牧童エティエンヌヴァンドーム出身だが、三島アンリ出身地トゥールーズ伯爵御領地セヴェンヌにあえて設定している。 このセヴェンヌの地では、「子供十字軍」が結成される3年前に「アルビジョア十字軍」が起ったという歴史があり、セヴェンヌは「第1回十字軍」の英雄レーモン・ド・サン=ジル出身地でもあった。三島蔵書には独逸浪漫派叢書があり、その中の1冊であるティークの『セヴァンヌの叛乱』(青木書店1943年刊)には、「アルビジョア十字軍」の熾烈な戦い綴られている。 三島そういった十字軍」の壮絶な戦いの背景を、より強調するために牧童エティエンヌ出身地セヴェンヌ改変したのではないかと小埜裕二考察している。

※この「子供十字軍」の解説は、「海と夕焼」の解説の一部です。
「子供十字軍」を含む「海と夕焼」の記事については、「海と夕焼」の概要を参照ください。

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