始馭天下之天皇とは? わかりやすく解説

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はつくにしらす‐すめらみこと【始馭天下之天皇/御肇国天皇】

読み方:はつくにしらすすめらみこと

最初に国土統治した天皇の意》第1代の神武天皇(始馭天下之天皇)、または第10代崇神天皇御肇国天皇)のこと。


神武天皇

(始馭天下之天皇 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 10:18 UTC 版)

神武天皇(じんむてんのう、旧字体神󠄀武天皇庚午1月1日[1] - 神武天皇76年3月11日[2])は、初代天皇(在位:神武天皇元年1月1日 - 神武天皇76年3月11日[2])とされる日本神話(『古事記』・『日本書紀』(記紀))上の伝説上の人物である[注 2][3]


注釈

  1. ^ a b c 日本書紀』の記載から換算すれば、ユリウス暦紀元前711年2月13日となる。
  2. ^ 実在していたかどうか様々な説があるが、実在しない伝説上の人物であるとする説が一般であり、通説である。
  3. ^ 神武天皇自身は瓊瓊杵尊を「天祖」と呼び、『日本書紀』は神代下の冒頭で高皇産霊尊を「皇祖」と記している。
  4. ^ 初代天皇の立太子は明らかに不合理であるが、父の彦波瀲武鸕鶿草葺不合命を天皇に準じて扱ったとも見られる。父がいつ崩御したかの記述は無いが、東征開始時に父を「皇考」(亡父の意)と呼んでおり、これ以前に崩じたと見られる。
  5. ^ 日本書紀』の記載から換算すれば、紀元前697年となる。
  6. ^ 干支年は、後漢建武26年(50年)に三統暦の超辰法をやめ(元和2年に正式改暦)以降は60の周期で単純に繰り返している。
  7. ^ 天文学上の記法では-659年2月18日、ユリウス通日は1480407となる。

出典

  1. ^ a b c d 本朝皇胤紹運録』。
  2. ^ a b c 日本書紀』による。
  3. ^ (井上 1973)P275
  4. ^ 上田正昭 「諡」『日本古代史大辞典』 大和書房、2006年。
  5. ^ 『日本書紀(一)』岩波書店 ISBN 9784003000410
  6. ^ 畝傍橿原宮(国史).
  7. ^ 「生命の教育」 平成8年5月号、季刊『生きる知恵』第9号「科学的根拠のある神武天皇伝説」東神会出版室
  8. ^ 樋口清之「日本古典の信憑性-神武天皇紀と考古学」『現代神道研究集成9巻』 神社新報社 1998年
  9. ^ a b 陵墓の治定と祭祀に関する第三回質問主意書”. 衆議院 (2010年11月30日). 2018年9月1日閲覧。
  10. ^ 『陵墓地形図集成 縮小版』 宮内庁書陵部陵墓課編、学生社、2014年、p. 400。
  11. ^ 天皇陵(宮内庁)。
  12. ^ 宮内省諸陵寮編『陵墓要覧』(1934年、国立国会図書館デジタルコレクション)8コマ。
  13. ^ 畝傍山東北陵(国史).
  14. ^ 日本書紀』、巻第28
  15. ^ 真実からやっと神話へ『朝日新聞』1976年(昭和51年)3月1日朝刊、11版、9面
  16. ^ 「神武天皇論」国書刊行会 2020-6
  17. ^ 藤田覚「幕末の天皇」講談社学術文庫 2013 85、86頁
  18. ^ 武田秀章「維新期天皇祭祀の研究」大明堂 平成8年 52‐84頁
  19. ^ 清水潔「神武天皇論」国書刊行会 令和2年 301頁
  20. ^ 田中卓『日本国家の成立』1992年。
  21. ^ 宝賀寿男『「神武東征」の原像』青垣出版、2006年。
  22. ^ 久保田穰『古代史における論理と空想 邪馬台国のことなど』大和書房、1992年。
  23. ^ 志賀剛「大和朝廷の起源と発生」『日本の神々と建国神話』雄山閣出版、1991。
  24. ^ 武光誠『日本誕生』、1991年。
  25. ^ 松前健「古代王権の神話学」雄山閣 2003 183頁
  26. ^ 国史大辞典』吉川弘文出版。
  27. ^ Oldest ruling house”. ギネス世界記録. 2021年6月26日閲覧。




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