カリアティード
(女像柱 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 08:04 UTC 版)
カリアティード(caryatid、ギリシア語: Καρυάτις)は、頭上のエンタブラチュアを支える柱の役目を果たす女性の立像。複数形はカリアティデス(Karyatides、ギリシア語: Καρυάτιδες)。女像柱、女人像柱ともいう。ギリシア語のカリュアティデスは本来「カリュアイの乙女たち」を意味する。カリュアイはペロポネソス半島の古代の町で、そこにはアルテミス・カリュアティスとしての女神アルテミスを祭った神殿があった。カリュアティス(Karyatis)=「カリュアイの乙女」はアルテミスの形容語句でもあり、「アルテミスは《カリュアイの乙女》としてクルミの木の村カリュアイの踊りに興じ、《カリュアイの乙女》たちは輪になって、頭に青い葦の飾りを載せ、自ら踊る植物のようになって踊り狂った」という[1]。
- ^ Kerényi, Karl (1951) 1980. The Gods of the Greeks (Thames & Hudson), p149
- ^ James Parker によれば、前例としてロンドンの Chesterfield House の暖炉に白い大理石製のカリアティードがあったという。これは、現在はメトロポリタン美術館が所蔵している。 (Parker, "'Designed in the Most Elegant Manner, and Wrought in the Best Marbles': The Caryatid Chimney Piece from Chesterfield House", The Metropolitan Museum of Art Bulletin, New Series, 21.6 [February 1963] pp. 202-213).
- ^ Also noted by Parker 1963:206.
- ^ Both remarked upon by Parker 1963:206, and fig. 9.
- 1 カリアティードとは
- 2 カリアティードの概要
- 3 外部リンク
- 女像柱のページへのリンク