テンプラ
天麩羅
読み方:てんぷら
- (一)鍍金したるものを云ふ。「彼の人の時計は-だ」。(二)賢げに表面を装うてゐる人を罵る語。
- 1 料理の一種。油にて揚げたるもの。2 鉱金をいふ。金や銀めつきの衣を天麸羅の衣に利かせたるなり。
- 鍍金のこと。又は表面だけ美しく体裁を飾つて内容の貧弱なることをいふ。天婦羅は表面だけ衣がついて居るから。
- 鍍金(めっき)のこと。金の衣を着せるといふ意味でいふ。〔隠語〕
- 〔隠〕メツキの事をいふ。転じてすべて表面だけ美しくして、内容の貧弱なるをいふ。
- 表面と内部と相異にしてゐること。
- メッキのことをいふ。又表面だけ立派で中はごまかしのもののことをいふ。
- 鍍金のこと。転じて外見はよくても中身が貧弱なものをいう。
- 鍍金物又は表面だけで中味は誤魔化し物。てんぷらは衣を着ているところより。〔俗〕
- すべて内容が貧弱であって表面のみをみせかけることをいう。表面親切そうで内心親切でないことなど。
天麩羅
天麸羅
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天ぷら
(天麩羅 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 02:13 UTC 版)
天ぷら(てんぷら、天麩羅、天婦羅[1])は、魚介や肉、野菜等の食材を小麦粉を主体とした衣で包み、油で揚げて調理する日本料理である[2]。
注釈
出典
- ^ “てんぷら”. コトバンク. 2018年1月4日閲覧。
- ^ 『大辞泉』(小学館)「魚・貝・野菜などに小麦粉を卵・水で溶いた衣をつけ、植物油で揚げた日本料理。野菜類のものを精進揚げといって区別することもある」
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- ^ “徳川家康、秀忠、家光の死因が分かる資料はないか。”. レファレンス協同データベース. 2021年10月7日閲覧。
- ^ 平野正章/小林菊衛・著『日本料理技術選集 てんぷらの本』(柴田書店)267頁
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