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てんこうかいぶつ 【天工開物】

中国産業技術書。全三巻。明の宋応星著。1637年刊。穀類衣服染色製塩製糖製陶鋳造製油製紙製錬など、明末の産業あらゆる分野わたって図版添えて述べる。


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天工開物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/08 19:10 UTC 版)

中国でのパドル法による錬鉄製造
《天工開物》製紙工程
《天工開物》農業用の機械の挿絵

天工開物(てんこうかいぶつ)は中国末(17世紀)に宋応星によって書かれた産業技術書。中国の産業技術史を展望するための書籍として評価されている。

目次

内容

『天工開物』の目次構成は、次の通り。序文で、「五穀を尊び金玉を卑しむ」順序だとしている。

  • 上巻
    • 1. 穀類
    • 2. 衣服
    • 3. 染色
    • 4. 調製
    • 5. 製塩
    • 6. 製糖
  • 中巻
    • 7. 製陶
    • 8. 鋳造
    • 9. 舟車
    • 10. 鍛造
    • 11. 焙焼
    • 12. 製油
    • 13. 製紙
  • 下巻
    • 14. 精錬
    • 15. 兵器
    • 16. 朱墨
    • 17. 醸造
    • 18. 珠玉

刊行とその影響

『天工開物』は1637年に刊行されたと考えられている。

本書は、明や続くの時代に中国国内ではほとんど評価されなかった。一方、日本では1708年(宝永5年)に貝原益軒大和本草などに引用され、1771年(明和8年)には訓点添え仮名の施された和刻本が出版されている。平賀源内[1]も読んだといわれる。

中国では1912年中華民国建国後、地質学者の丁文江が探していたところに、日本に留学して地質学を学んでいた章鴻釗が持ち帰ったことが契機となり、再評価されるようになった。

文献

日本語訳のほか、薮内清による解説が付いている。
  1. ^ 埼玉新聞 源内秩父を行く8

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