大阪フィルハーモニー交響楽団とは? わかりやすく解説

大阪フィルハーモニー交響楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 00:36 UTC 版)

大阪フィルハーモニー交響楽団(おおさかフィルハーモニーこうきょうがくだん、Osaka Philharmonic Orchestra)は、大阪市西成区岸里に本拠地を置く、日本を代表するオーケストラのひとつ。日本オーケストラ連盟正会員。公益社団法人大阪フィルハーモニー協会が編成し、事業を行っている[1]


注釈

  1. ^ 「大フィルサウンド」は、2018年度および2019年度の京都特別演奏会(それぞれ2018年10月6日、角田鋼亮の指揮、2019年10月6日、尾高忠明の指揮により、京都コンサートホールにて開催)の公式フライヤーに「都に響く! 縦横無尽の大フィルサウンド」と謳われているとおり、大フィルとしても公認の表現となっている。
  2. ^ コンサートマスターを女性が務めるときはコンサートミストレスといわれることがあるが、大フィルでは男女とも同じである。
  3. ^ 「ブルーメン(Blumen)」は、ドイツ語で「花々」という意味である。なお、公演プログラムによっては「ブルーメンカルテット」という表記も見られる。メンバーは、第1ヴァイオリン田中美奈、第2ヴァイオリン力武千幸、ヴィオラ松本浩子、チェロ松隈千代恵。
  4. ^ メンバーは、第1ヴァイオリン宮田英恵、第2ヴァイオリン黒瀬奈々子、ヴィオラ岩井英樹、チェロ石田聖子。2019年10月20日にはメセナひらかた会館においてベルリントリオ(注釈7を参照)との合同公演を行い、フィナーレには両室内合奏団のメンバー全員でシューマンのピアノ五重奏曲を演奏した。
  5. ^ メンバーは、第1ヴァイオリン田野倉雅秋、第2ヴァイオリン高木美恵子、ヴィオラ佐藤まり子、チェロ石田聖子。
  6. ^ メンバーは、フルート井上登紀、オーボエ大島弥州夫、クラリネット船隈慶、ホルン蒲生絢子、ファゴット日比野希美。
  7. ^ メンバーは、ピアノ宮本聖子、ヴァイオリン宮田英恵、チェロ石田聖子。2019年10月20日にはメセナひらかた会館においてQuartetto RoSSo(注釈4を参照)との合同公演を行い、フィナーレには両室内合奏団のメンバー全員でシューマンのピアノ五重奏曲を演奏した。同年11月29日にはムラマツリサイタルホール新大阪において結成5周年記念リサイタルを行い、スメタナのピアノ三重奏曲他を演奏した。
  8. ^ 大フィルからは、ヴァイオリン田野倉雅秋、ヴィオラ木下雄介が参加。
  9. ^ 演奏曲目の記載順序は、当演奏会のポスターに番号付きで掲載されているものに従う。
  10. ^ 1950年3月まで在任。後に大阪音楽大学教授を務めた。
  11. ^ この時のことを、セカンドヴァイオリン奏者近藤緑は「第2楽章と第3楽章の間に(中略)朝比奈先生がちょうど手を胸のあたりまで上げたところで鐘が鳴り始めたため、静かに手をおろしました。私たちも目を閉じ、鐘の音に聞き入りました。演奏中私は教会に響き渡る音色に全身が震え、ほとばしる感動を覚えました。私の人生の中で最も幸せなひと時でした。」と述懐している[3]
  12. ^ この時のことを、ヴィオラトップ奏者小野眞優美は「「何もしなくていい!やりたい事は全部判っているので、最後までそこにいてくれるだけでいい!」と弾きながら祈るような気持ちでした」と述懐している[6]
  13. ^ 2011年度に大阪フィルハーモニー協会が1億1000万円、文楽協会が5200万円であったものが、2012年度から2014年度までは両者合計で1億2200万円。両協会それぞれ単独での内訳は資料に明記されていないが、25パーセント削減を当てはめると大阪フィルハーモニー協会の削減幅は2750万円となり、両協会合計での資料上の数字とも合致する。
  14. ^ 大フィルは当初、音楽監督への就任を依頼したが、井上がすでに音楽監督を務めていたオーケストラ・アンサンブル金沢に「気を使って多少遠慮して大フィルには首席指揮者という名義で就任した」という経緯があった[7]

出典

  1. ^ 大阪フィルハーモニー協会定款
  2. ^ 『桂米朝 私の履歴書』163ページ、日本経済新聞社、2002年。
  3. ^ 第493回定期演奏会プログラム、「私のお気に入りのCD」に掲載。
  4. ^ 南海電気鉄道『南海二世紀に入って十年の歩み』1995年、68,108頁。 
  5. ^ 第286回定期演奏会プログラムの冒頭に掲載された「謹告」による。
  6. ^ 第464回定期演奏会プログラム、「大阪フィルの間」に掲載。
  7. ^ 井上道義公式サイトのブログ「道義より」の記事による(「 」内の部分は井上本人による記述である)。


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