大野藩とは? わかりやすく解説

大野藩

読み方:オオノハン(oonohan)

越前大野大野藩名


大野藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 08:24 UTC 版)

大野藩(おおのはん)は、越前国に存在した。藩庁は大野郡(現在の福井県大野市)の大野城(亀山城)に置かれた。


注釈

  1. ^ 別名:居山城・土橋城。現在の大野市日吉町、日吉神社境内。
  2. ^ 現在の大野市犬山
  3. ^ 残る3分の1は原政茂(原長頼)に与えられた[7][5]
  4. ^ 戌山城と亥山城の中間に位置する。
  5. ^ 金丸定光の子。
  6. ^ 小栗正矩(小栗美作)の父。
  7. ^ 『福井県史』では福井藩松平家の「家譜」をもとに、忠直の隠居と豊後への配流を「処分」と表現している[19]。一般的な辞典類では「改易」としている[20]
  8. ^ 『福井県史』は、当時の大名が「御国替」と見なしていたことなどを引き「明らかに父の跡を継いだといわねばならない」として、福井藩(北ノ庄藩)の「3代藩主」であったと見るべきであると指摘している[21]
  9. ^ 忠直の弟たちによって「分割」されたほか、付家老であった本多成重が独立した大名(丸岡藩)になっている。
  10. ^ 直良は生涯にたびたび実名を改めており、「直良」と名乗ったのは最晩年である。木本藩主時代には初名の松平直久を名乗り、勝山に入封した際に直輝と改め、次いで直之を名乗った。大野藩への入封時は「松平直之」であったが、成政、直富と改名し、延宝3年(1675年)より名乗った最後の実名が直良である[23]
  11. ^ 『角川地名大辞典』では常陸国下妻からとしている[28]。利房は正保元年に父の遺領(下野国内)から1万石を分けられたのち、兄の領地(常陸国内)からの分知や加増によって、関東地方に領地が散在する4万石の大名になっていた[27]

出典

  1. ^ a b c 戌山城”. 角川地名大辞典. 2022年5月21日閲覧。
  2. ^ 猪山(中世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年5月21日閲覧。
  3. ^ 土橋(中世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年5月21日閲覧。
  4. ^ a b “戌山城跡(大野市) 山頂部に畝状の竪堀 ふくいの山城へいざ!(40)”. 福井新聞. (2019年1月10日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/774224 2022年5月21日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f 第一章>第二節>二>奥越の支配”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  6. ^ 大野郡”. 角川地名大辞典. 2022年5月21日閲覧。
  7. ^ a b 第一章>第二節>一>越前の国割”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  8. ^ a b “大野城跡(大野市) 天守、姿変えシンボル ふくいの山城へいざ(46)”. 福井新聞. (2019年2月21日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/801002 2022年5月21日閲覧。 
  9. ^ a b c 第四章>第一節>一>大野”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年6月30日閲覧。
  10. ^ a b c 大野城”. 角川地名大辞典. 2022年5月21日閲覧。
  11. ^ 大野町(近世)”. 角川地名大辞典(旧地名). 2022年5月21日閲覧。
  12. ^ 第一章>第三節>一>賎ケ嶽の戦い後”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  13. ^ a b 第一章>第三節>一>金森長近の飛騨転封”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  14. ^ 第一章>第三節>一>木村常陸介領の消滅”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  15. ^ 第一章>第三節>一>慶長五年九月”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  16. ^ 第二章>第一節>二>越前拝領”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  17. ^ a b c d 第二章>第一節>二>家中知行割と寺社領”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  18. ^ a b 第二章>第一節>二>秀康死去”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  19. ^ a b 第二章>第一節>二>気随者忠直”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  20. ^ a b 松平忠直”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(コトバンク所収). 2022年5月21日閲覧。
  21. ^ a b c d 第二章>第一節>二>一門大名の創出”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  22. ^ a b 第二章>第一節>二>拝領高”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  23. ^ a b c d e 第二章>第二節>二>大野藩の成立”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  24. ^ 第二章>第二節>二>大野藩領の変遷”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  25. ^ 第二章>第二節>二>直政と直基の治政”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  26. ^ a b c d 第二章>第二節>二>直良の治政”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  27. ^ a b c d e f 第二章>第二節>二>土井利房の入封”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  28. ^ a b c d e f g h i 大野藩”. 角川地名大辞典. 2022年5月21日閲覧。
  29. ^ 第二章>第二節>二>大野城受渡し”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年5月21日閲覧。
  30. ^ 第一章>第二節>五>大野拝領百年”. 『福井県史』通史編4 近世二. 2022年6月30日閲覧。
  31. ^ a b c d 武家屋敷旧内山家施設紹介”. 大野市. 2021年11月10日閲覧。
  32. ^ 2「北陸らしさ」を備えた地域資源の掘り起こし”. 国土交通省. 2021年11月10日閲覧。
  33. ^ a b c 第五章>第三節 学問と文芸>一>大野・丸岡両藩の儒学”. 『福井県史』通史編3 近世一. 2022年6月30日閲覧。


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