おおが‐はす〔おほガ‐〕【大賀×蓮】
おおがはす (大賀蓮)
●この「ハス」は1951年、千葉市花見川区の東大厚生農場で、およそ2000年前の地層から発見されました。この実は翌年に発芽して順調に生育し、花を咲かせるようになりました。その後、発見者の大賀一郎博士に因んで「オオガハス」と命名され、1954年には「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物にも指定されています。花弁数は14~20枚の一重咲きで、花色は鮮やかなピンク色です。
●ハス科ハス属の多年草で、学名は Nelumbo nucifera。英名はありません。
大賀ハス
(大賀蓮 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 14:13 UTC 版)
大賀ハス(オオガハス、おおがはす)は、1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)である。
注釈
- ^ 3月31日迄は千葉市立第七中学校
- ^ 大賀博士はこのハスの実を発掘する前にも、1932年(昭和7年)、千葉県香取郡滑川町(現・成田市)の長沼川の工事中に出土した須恵器の中に入っていた推定1200年前のハスの実一粒を考古学者大野一郎から譲り受け、1950年(昭和25年)6月1日、ハスの実を発芽させることに成功したが、栽培管理の失敗により50日目にして枯らしてしまったという経緯がある。
- ^ 放射性炭素年代測定の結果、カヤの木は、3075年 ±180年前のものとされた。丸木舟のカヤの木がハスの実より1000年古いとしても、少なくとも今から2000年前の弥生時代以前のものであることが確認できた。もちろん発掘したハスの実そのものの年代測定をすれば正確に判定することも可能だが、3粒全てが発芽させるために用いられたので推測の域を超えることはできない。なお、ハスの実の年代測定には、当時の技術水準では、35粒のサンプルが要請されたので再挑戦されることはなかった。
- ^ 千葉県の天然記念物に指定された「検見川の大賀蓮」は、大賀が、発芽・育成・開花に成功した東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所に在るハスである。
出典
- ^ “先輩たちの足跡を訪ねて”. 岡山朝日高校同窓会 2023年7月5日閲覧。
- ^ 髙橋統一「縄文丸木舟覚え書-房総の諸事例から」『アジア文化研究所研究年報』第39巻、アジア文化研究所、2004年、1(132)-31(102)、ISSN 0288-3325、NAID 120006399740。
高橋統一「「縄文丸木舟覚え書-房総の諸事例から」補遺」『アジア文化研究所研究年報』第40巻、アジア文化研究所、2005年、25(52)-27(50)、ISSN 1880-1714、NAID 120006395663。 - ^ a b “大賀ハス(郷土の森公園・修景池)”. NPO法人 府中観光協会 2022年7月18日閲覧。
- ^ “千葉市がもっと「好き」になる本 オオガハス 対談”. 公益社団法人 千葉市観光協会 2020年3月31日閲覧。
- ^ “プレスリリース:第1旅客ターミナル前に「蓮の和風庭園」が6月22日オープン” (PDF). 成田国際空港株式会社. (2015年5月28日) 2020年3月31日閲覧。
- ^ “大賀ハス日誌”. 府中市図書館. (2019年7月30日) 2020年3月31日閲覧。
- ^ “東大ハス見本園”. 東京大学 2022年7月18日閲覧。
- ^ 長野県博物館協議会. “善光寺大勧進宝物館”. 信州 Museum Guide. 2020年3月31日閲覧。
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