大福豆(おおふくまめ)
大福豆は種皮だけでなく、へその部分までが真っ白な腎臓形の美しい豆です。斗六豆(とうろくまめ)、十六寸豆(とろくすんまめ)などと呼ばれることもありますが、これは豆を長径方向に10粒並べると、ちょうど6寸(≒18.2cm)になるからだといわれています。また、一口に大福豆と言っても、「大福」、「洞爺大福」などの品種があります。蔓性で支柱が必要など栽培に手間がかかり、価格も高めなので、北海道では、虎豆、白花豆などとともに、高級菜豆(こうきゅうさいとう)と呼ばれています。 食味が良く白色という特徴を活かし、甘納豆、煮豆、和菓子などの原料及び家庭用として使われます。とりわけ、甘納豆の需要が多く、全体の4割位を占めます。家庭用としては正月の豆きんとんなどに使われ、この食習慣は九州、中京、関西地方で根強いものがあります。 | |
日本では北海道を中心につくられています。なかでも胆振(いぶり)地方で最も多く生産され、全体の50%以上にものぼります。続いて北見地方が多く、この2つの地域で全国の栽培面積のほとんどを占めています。 |
インゲンマメ
(大福 豆 から転送)
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インゲンマメ(隠元豆[2]、眉児豆、Phaseolus vulgaris)はマメ亜科の一年草。別名、サイトウ(菜豆)[1]、サンドマメ(三度豆)、ゴガツササゲ(五月豇豆)[1]。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Phaseolus vulgaris L. インゲンマメ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 130.
- ^ 青葉高『野菜の博物学』(講談社ブルーバックス) 83ページ
- ^ ジョンソン 1999, pp. 114–115.
- ^ ジョンソン 1999, pp. 117–118.
- ^ a b c d e 金子美登・野口勲監修 成美堂出版編集部編 2011, p. 70.
- ^ インゲン豆をもたらした隠元禅師 - みろくや
- ^ “年産別・都道府県別データ(平成18年)”. 日本豆類協会. 2014年11月3日閲覧。
- ^ “金時豆(きんときまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 141.
- ^ “うずらまめ”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “虎豆(とらまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “手亡(てぼう)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “大福福(おおふくまめ)”. 日本豆類協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 131.
- ^ a b 金子美登・野口勲監修 成美堂出版編集部編 2011, p. 71.
- ^ a b c d e f g 板木利隆 2020, p. 98.
- ^ a b c d 板木利隆 2020, p. 101.
- ^ a b c d e f 板木利隆 2020, p. 99.
- ^ a b c d e f g 板木利隆 2020, p. 100.
- ^ 文部科学省、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
- ^ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
- ^ https://data.nal.usda.gov/dataset/usda-national-nutrient-database-standard-reference-legacy-release
- ^ http://www.nal.usda.gov/fnic/foodcomp/search/
- ^ 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007
- ^ a b c d e f 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部発行「食品安全情報」の米国食品医薬品局(FDA)によるフィトヘマグルチニン(インゲンレクチン)についての情報(060525)より
- 1 インゲンマメとは
- 2 インゲンマメの概要
- 3 産地
- 4 利用・栄養価
- 5 毒性
- 6 関連項目
大福 豆と同じ種類の言葉
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