大沼 (赤城山)
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大沼(おの[6][7][3]、おおぬま[2][3]、赤城大沼[2])は群馬県の赤城山の山頂カルデラにある火口原湖で[2]、赤城山のカルデラ湖としては最大のもの[3]。
注釈
- ^ 『万葉集』では赤城山は「くろほ(の嶺)」と呼ばれている。万葉仮名では「久路保乃祢呂」(久路保の嶺ろ)と表す。これを詠みこんだ東歌として「上野の 久路保の嶺ろの 葛葉がた かなしけ児らに いや離り来も」(3431)がある。この「葛葉がた」は、「クズの葉」(植物)と解釈するものと、水域としての大沼(固有名詞)と解釈するものがある。
- ^ 資料によりばらつきがあり、4.0km[7][1]、4.2km[11]、4.5km[3]など。
- ^ 資料によりばらつきがあり、0.8平方km[2][11]、0.88平方km[12][1]、0.9平方km[7]など。
- ^ 資料によりばらつきがあり、19m[1]など。
- ^ 「オトギの森」は山頂カルデラの南の辺縁部の森林の呼称[17]。
- ^ 淵名荘も参照。
- ^ 「伊香保」は榛名山一帯の旧称。榛名湖#伝説も参照。
- ^ この地にはかつて厳島神社があった[35]。
- ^ 崇神天皇の実在性や年代については議論がある。『日本書紀』の記述にしたがえば紀元前1世紀となる。上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧参照。
- ^ 『焚火』が著された大正9年には、赤城神社はまだ小鳥ヶ島ではなく湖畔にあった。作中でも神社は湖畔に位置しており、夫妻は小屋を出て神社の境内をぬけ、岸辺の砂浜から小鳥ヶ島を目指して舟を出す。
- ^ 船津伝次平は安政年間に赤城山に植林を行った人物[49]。
- ^ うち、トンネル部分は約1700メートル[48]。
- ^ この間、1947年(昭和22年)のカスリーン台風では白川で土石流が発生、下流部の小沢地区・原東地区で死者104人、家屋の流失50戸などの大被害を出した[49]。
- ^ 白川自体の水は、中流部で伏流水となってしまうため、自然の状態では白川は「水無川」と化す。大沼から引いた水と白川の水はいったん合流するが、そのあと伏流してしまわないように、取水口で人工用水路に導かれて下流へ流れる[48][52]。
- ^ 『群馬県百科事典』(1979年)では375ヘクタール[52]、群馬県庁農政部農村整備課の県営水利施設整備事業概要(2015年更新)では358ヘクタール[51]、同2017年の資料では386ヘクタール[53]、赤城大沼用水土地改良区の資料では355ヘクタール[48]など。
出典
- ^ a b c d e f g 群馬県庁,環境森林部自然環境課,県立赤城公園 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 『群馬県百科事典』p6-7、「赤城大沼」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 『角川日本地名大辞典10 群馬県』p64、「赤城大沼」
- ^ a b c d e f g 『なるほど赤城学』p37-39、「中央火口丘の出現」
- ^ 『分県登山ガイド09群馬県の山』p78-79、「長七郎山・地蔵岳」
- ^ a b c d e 『日本歴史地名大系10群馬県の地名』p476-477、「赤城山」
- ^ a b c d e f 小学館,デジタル大辞泉,コトバンク版,大沼 2018年1月5日閲覧。
- ^ 群馬県・赤城山広域振興協議会,赤城山ポータルサイト,大沼(おの) 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b 『なるほど赤城学』p118、「大沼、小沼の正しい読み方」
- ^ a b c 『群馬新百科事典』p10、「赤城山」
- ^ a b c ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,コトバンク版,大沼 2018年1月5日閲覧。
- ^ 講談社,日本の地名がわかる事典,コトバンク版,大沼 2018年1月5日閲覧。
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- ^ a b c 『角川日本地名大辞典10 群馬県』p1289、「富士見村 赤城山」
- ^ 『日本歴史地名大系10群馬県の地名』p478、「沼尾川」
- ^ 『河川大事典』p766、「沼尾川」
- ^ a b c 『ぐんまの大地 生いたちをたずねて』p24-25、「赤城山(1)」
- ^ a b 『なるほど赤城学』p30-32、「山頂部の大爆発と山体崩壊」
- ^ 『なるほど赤城学』p29、「噴火の開始」
- ^ 『なるほど赤城学』p32-33、「マグマの噴出」
- ^ 『なるほど赤城学』p33-35、「深山カルデラの形成と棚下火砕流・古沼田湖」
- ^ 『なるほど赤城学』p35、「寄生火山の形成」
- ^ 『なるほど赤城学』p36-37、「山頂カルデラの形成と大胡火砕流」
- ^ a b 『なるほど赤城学』p40-41、「火山活動の末期」
- ^ a b c d 『なるほど赤城学』p51-66、「赤城山の植物」
- ^ a b c d e 『群馬新百科事典』p11、「赤城山の動物」
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- ^ a b 群馬県庁、環境基準設定水域 (PDF) 2018年1月5日閲覧。
- ^ 群馬県庁、環境森林部環境政策課、2015年10月8日更新、水環境、土壌環境、地盤環境の保全 2018年1月5日閲覧。
- ^ 産経ニュース,2015年8月29日付,赤城大沼、榛名湖のワカサギ、出荷自粛要請を解除 4年ぶり持ち帰り可能に 群馬 2018年1月5日閲覧。
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- ^ 『日本歴史地名大系10群馬県の地名』p349-350「榛名湖」
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- ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典10 群馬県』p67、「赤城山」
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- ^ 『角川日本地名大辞典10 群馬県』p65、「赤城山(富士見村)」
- ^ a b c d 『なるほど赤城学』p111-116、「赤城山ゆかりの人物」
- ^ 志賀直哉『焚火』(新潮文庫『小僧の神様・城の崎にて』(2017(84刷)、ISBN 9784101030050)収録、p163)
- ^ 群馬県・赤城山広域振興協議会,赤城山ポータルサイト,青木旅館 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b 群馬県・赤城山広域振興協議会,赤城山ポータルサイト,冬の赤城山を楽しもう!! 赤城山雪まつり情報 2018年1月5日閲覧。
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- ^ a b c d e f 『群馬県百科事典』p7、「赤城大沼用水」
- ^ a b c d e f g 赤城大沼用水土地改良区 赤城大沼用水土地改良区の花いっぱい活動 (PDF) 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典10 群馬県』p1288、「富士見村 赤城大沼用水」
- ^ a b 群馬県庁,農政部農村整備課,私たちの水、地域の水 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b c d e 群馬県庁,農政部農村整備課,赤城大沼用水地区の概要 2018年1月5日閲覧。
- ^ a b 『群馬県百科事典』p9、「赤城白川」
- ^ a b 群馬県庁,農政部農村整備課,水の保全整備 平成28年度実施地区 2018年1月5日閲覧。
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