大江匡房とは? わかりやすく解説

おおえ‐の‐まさふさ〔おほえ‐〕【大江匡房】

読み方:おおえのまさふさ

[1041〜1111平安後期学者歌人匡衡(まさひら)の曽孫博学有職故実詳しく後三条白河堀河天皇侍読(じとう)をつとめた。著「江家次第(ごうけしだい)」、日記江記」、説話集江談抄」など。


おおえのまさふさ 【大江匡房】

平安後期漢学者歌人匡衡赤染衛門の夫で文章博士)の曾孫。江帥、江都督とも。故実通じ文才にすぐれ、後三条白河堀河の三帝に講じ式部大輔。著『本朝神仙伝』『続本朝往生伝』『本朝続文粋』他。(一〇四一一一一一

大江匡房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 06:25 UTC 版)

大江 匡房(おおえ の まさふさ)は、平安時代後期の公卿儒学者歌人大学頭大江成衡の子。官位正二位権中納言江帥ごうのそつと号す。藤原伊房藤原為房とともに白河朝の「三房」と称された。小倉百人一首では権中納言匡房鎌倉幕府創建に功を成した大江広元は曾孫にあたる。


  1. ^ 山崎 2008.
  2. ^ 戸川点「大江匡房」/ 小野一之・鈴木彰・谷口榮・樋口州男編 『人物伝小辞典 古代・中世編』 東京堂出版、2004年、51頁。
  3. ^ a b c d 『今鏡』巻1,すべらぎの上,つかさめし
  4. ^ a b 山口 2013, p. 24.
  5. ^ 「美作土民散任藤原秀隆塔願文」『江都督納言願文集』
  6. ^ 『水左記』承保4年12月15日条
  7. ^ 山口 2013, p. 25.
  8. ^ a b 『続古事談』第2,臣説
  9. ^ 『水左記』永保元年8月28日条
  10. ^ 『今鏡』村上の源氏,第七,うたたね
  11. ^ 『中右記』長治2年8月27日条
  12. ^ 『中右記』天永2年11月5日条
  13. ^ a b 『中右記』天仁元年3月5日条
  14. ^ 維時の系統では傍流の大江斉光が公卿になっているが、彼の子孫は出家するなどして断絶している。
  15. ^ 『永昌記』天永2年11月5日条
  16. ^ 日向一雅「佐藤道生「大江匡房の官職・位階と文学」」『王朝文学と官職・位階』竹林舎〈平安文学と隣接諸学〉、2008年。ISBN 9784902084849全国書誌番号:21438569 
  17. ^ 戸川点「大江匡房」/ 小野一之・鈴木彰・谷口榮・樋口州男編 『人物伝小辞典 古代・中世編』 東京堂出版、2004年、52頁。
  18. ^ 『中右記』
  19. ^ 山崎 2008, p. 11.


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