大川内山とは? わかりやすく解説

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鍋島焼

(大川内山 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 10:03 UTC 版)

鍋島焼(なべしまやき)は、17世紀から19世紀にかけて、佐賀藩鍋島藩)において藩直営ので製造された高級磁器である。佐賀藩の支配下にあった肥前国有田・伊万里(佐賀県有田町、同県伊万里市)は日本における磁器の代表的な産地として知られるが、その中で大川内山(おおかわちやま、佐賀県伊万里市南部)にあった藩直営の窯では藩主の所用品や将軍家・諸大名への贈答品などの高級品をもっぱら焼造していた。これを近代以降「鍋島焼」または単に「鍋島」と呼んだ(伊万里焼の一様式と位置付け、「鍋島様式」と呼称する場合もある)。鍋島焼の伝統は1871年明治4年)の廃藩置県でいったん途絶えたが、その技法は今泉今右衛門家によって近代工芸として復興され、21世紀に至っている。


  1. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.8 - 9, p.198
  2. ^ 13代今泉今右衛門 - NHK人物録
  3. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.193, p.201
  4. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.190 - 194
  5. ^ 「特集展示 坂本五郎コレクション受贈記念 北斎と鍋島、そして」(九州国立博物館サイト)


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