分配関数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 14:29 UTC 版)
統計力学において、分配関数(ぶんぱいかんすう、英: Partition function)または状態和(じょうたいわ、英: state sum, sum over states)は、ある系の物理量の統計集団的平均を計算する際に用いられる規格化定数を指す。単に分配関数と呼ぶときはカノニカル分布における分配関数を指し、ドイツ語で状態和を表す語Zustandssummeに由来する記号Zで表す[1]。一方、グランドカノニカル分布において同様の役割を担う関数を大分配関数(だいぶんぱいかんすう、英: Grand partition function)と呼び、あるいはで表す。
- ^ W. グライナー(1999)
- ^ 鈴木彰; 藤田重次 『統計熱力学の基礎』 共立出版、2008年、179-180,184頁。ISBN 978-4-320-03456-3。
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