多聞山城とは? わかりやすく解説

多聞山城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 09:32 UTC 版)

多聞山城(たもんやまじょう)は、奈良県奈良市法蓮町の現・奈良市立若草中学校の敷地にあった松永久秀松永久通塙直政の居城となった日本の城平山城)。多聞城とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 茶室で、客座に対して、亭主の座る点前座の天井を一段低くして下座をあらわし、亭主は下座に座り、客は上座へと謙譲を示した作り[1]
  2. ^ 城郭の「天主」「天守」の用語は既に元亀3年(1572年)12月22日に明智光秀の坂本城に対し、『兼見卿記』で「天主作事以下」を見た、と使用し、翌天正元年(1573年)「小天守の下に立つ小座敷」で連歌会を開く、同10年(1582年)「小天守で(光秀と)面会」と記載している。しかも連歌会は参加者への普請中の竣工部分の披露を兼ねている。[10]
  3. ^ 五輪塔の部分の空風・地輪、他に台座や箱地蔵や凝灰岩の自然石が乱雑に積み上げられていた[30]

出典

  1. ^ 中村昌生『図説茶室の歴史:基礎がわかるQ&A』淡交社、1998年、p.180
  2. ^ 天野 2014, p. 161.
  3. ^ a b 天野 2017, pp. 135–136、中川貴皓調査の『柳生文書』所収「永禄5年(1562年)10月28日付け松永久秀書状」による。
  4. ^ a b c d e f g 中川 2015, pp. 252–255.
  5. ^ 千田 2021, pp. 161–162.
  6. ^ a b 谷口克広 2014, p. 174.
  7. ^ 千田 2021, pp. 160–164.
  8. ^ 『イエズス会日本通信』
  9. ^ 千田 2021, pp. 156, 163.
  10. ^ 谷口研語 2014, pp. 76–78.
  11. ^ 『日本名城総覧』新人物往来社〈別冊歴史読本・入門シリーズ 24〉、1999年。 
  12. ^ https://www.pref.nara.jp/miryoku/ikasu-nara/naranoshiro/tamonjo/
  13. ^ https://kotobank.jp/word/%E5%A1%99%E7%9B%B4%E6%94%BF-1137077
  14. ^ 安国陽子『戦国期大和の権力と在地構造』、池上裕子・稲葉継陽(編)『展望日本歴史12 戦国社会』、東京堂出版、2001年、初出『日本史研究』341号、1991年
  15. ^ 奈良市史編集審議会 1988, pp. 1–4.
  16. ^ 谷口克広 2007, pp. 179–180.
  17. ^ 早島大祐 著「徹底追跡! 明智光秀の生涯 6」、歴史読本編集部 編『ここまでわかった!明智光秀の謎』KADOKAWA〈新人物文庫〉、2014年。 
  18. ^ 谷口研語 2014, pp. 140–141.
  19. ^ 播鎌一弘 著「第5章 神鹿の誕生と角切り」、奈良の鹿愛護会 編『奈良の鹿「鹿の国」の初めての本』京阪奈情報教育出版、121-122頁。 参照史料は『尋憲記』。
  20. ^ 多聞院日記同月25日
  21. ^ https://kotobank.jp/word/-1137077
  22. ^ 谷口克広『信長の天下所司代 村井貞勝』中央公論新社〈中公新書〉、2009年、94-95頁。 
  23. ^ 〈『当代記』此年、多聞山城の屋敷を毀ち、信長により京都二条城有造作親王之被奉〉西ヶ谷 1995, pp. 48–49.
  24. ^ a b c d e f g 小玉, 村田 & 巽 1980, pp. 306–307.
  25. ^ 中井 2015, pp. 198–201.
  26. ^ 『享禄天文之記』で日時を補記。
  27. ^ 西ヶ谷 1992, pp. 86–89.
  28. ^ 中西裕樹(編) 2021, pp. 42–45, 第1部2章 山川均「城郭瓦の創製とその展開に関する覚書」.
  29. ^ 中西裕樹(編) 2021, pp. 98–99, 第1部4章 福島克彦「大和多聞城と松永・織豊権力」.
  30. ^ 中西裕樹(編) 2021, pp. 158、160, 第1部6章 下高大輔「多聞城に関する基礎的整理:城郭史上における多聞城の位置を考える」.
  31. ^ a b 奈良市教育委員会 1979.






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「多聞山城」の関連用語

多聞山城のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



多聞山城のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの多聞山城 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS