外部被ばく防護の３原則

原子力防災基礎用語集

外部被ばく防護の３原則

外部被ばくをもたらす主な放射線はガンマ線、X線、ベータ線、中性子線である。ガンマ線、X線、中性子線は透過力が強く、全身被ばくをもたらすが、ベータ線は皮膚で吸収されるため、皮膚への被ばくとして取扱われる。 これらの放射線に対する防護として、①線源から距離をとる、②放射線を遮へいする、③放射線にさらされる時間を短くする方法があり、これらを外部被ばく防護の３原則という。また、不必要な線源の除去等、線源の管理も外部被ばく防護となる。 外部被ばくの防護方法は、いずれか一つの防護方法のみで行うのではなく、３原則を適切に組合わせることにより行う。