壺屋焼とは? わかりやすく解説

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つぼや‐やき【×壺屋焼】

読み方:つぼややき

沖縄県那覇市壺屋から産する陶器17世紀末、琉球王朝が3か所の窯場集結させたのに始まる。甕(かめ)・食器酒器などの日用雑器多く、独自の釉(うわぐすり)も開発されている。

壺屋焼の画像
壺屋焼の画像

壺屋焼

【工芸品名】
壺屋焼
【よみがな】
つぼややき
【工芸品の分類】
陶磁器
【主な製品】
酒器カラカラ)、抱瓶ダチビン)、獅子シーサー)、壷
【歴史】
17世紀後半琉球王府によって美里知花窯(ちばなかま)、首里の宝口窯(たからぐちがま)、那覇の湧田窯(わくたがま)が、現在の壺屋町統合され誕生しました
【主要製造地域】
沖縄県
【指定年月日】
昭和51年6月2日
【特徴】
沖縄焼物(やちむん)は、上焼(じょうやち)と荒焼あらやち)に大別されます。上焼は、釉薬ゆうやく)を施した沖縄独特の色合い図柄食器等が作られます。荒焼南蛮焼とも呼ばれる釉薬使わない比較大きなもので、酒かめ、かめ類等が多く生産されています。

壺屋焼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 13:23 UTC 版)

壺屋焼(つぼややき)は沖縄県那覇市壺屋地区及び読谷村その他で焼かれる沖縄を代表する陶器の名称。登り窯を中心に灯油窯やガス窯なども用いながら伝統の技術と技法を受け継いでいる。


  1. ^ 国指定重要文化財「新垣家住宅」の整備完了 5日から一般公開”. 琉球新報デジタル. 2022年2月14日閲覧。
  2. ^ 「高麗系瓦の窯跡か」『琉球新報』1998年1月12日。
  3. ^ 天空企画編『図説・琉球の伝統工芸』 河出書房 2002年、15頁参照。
  4. ^ 「喜名焼」『沖縄大百科事典』上、854頁参照。
  5. ^ 小田静雄「琉球産泡盛陶器(壺屋焼)の交易」(江戸遺跡研究会 編『江戸時代の名産品と商標』(吉川弘文館、2011年) ISBN 978-4-642-03446-3 所収)
  6. ^ 奇跡的に戦禍免れた「壺屋」 焼き物が支えた沖縄の復興:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年2月14日閲覧。
  7. ^ 「民藝協会のあゆみ」(日本民藝協会公式サイト)、2012年8月17日確認
  8. ^ a b 川平成雄「収容所の中の住民と生活の息吹」琉球大学経済研究(76): 1-25 (2008-09)
  9. ^ 報道制作局, 琉球朝日放送. “65年前のきょうは1945年12月6日(木)”. QAB NEWS Headline. 2022年2月14日閲覧。
  10. ^ 【読谷村ウイーク2014】基地跡利用/インフラ整い活性化寄与”. 琉球新報デジタル. 2022年2月14日閲覧。
  11. ^ 10.嘉手納弾薬庫地区”. heiwa.yomitan.jp. 2022年2月14日閲覧。
  12. ^ 日用食器では表面の粗さを埋めるため、同系色である焦茶色のマンガン釉を施すことも有る。


「壺屋焼」の続きの解説一覧

壺屋焼(沖縄県読谷村)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 15:08 UTC 版)

登り窯」の記事における「壺屋焼(沖縄県読谷村)」の解説

琉球王府によって1682年現在の那覇市壺屋開窯した窯場起源とする。周辺環境の変化により登り窯読谷移ったが、壺屋焼の名称は現在も継承している。

※この「壺屋焼(沖縄県読谷村)」の解説は、「登り窯」の解説の一部です。
「壺屋焼(沖縄県読谷村)」を含む「登り窯」の記事については、「登り窯」の概要を参照ください。

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