塩化物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 09:56 UTC 版)
塩化物(えんかぶつ、英: chloride)とは、塩素がそれより陽性な元素または原子団と形成する化合物である[3]。塩素(Cl2)は第18族元素以外のほとんどの元素と反応し塩化物を形成する。
注釈
- ^ 二分命名法の陰性要素を意味する後置辞を前置するのは日本語表記特有の言い回しである。例)塩化ナトリウム (sodium chloride) 英語表記で前置詞の場合はクロロ— (chloro—)(配位子の場合はクロリド) と称するし(例:テトラクロリド白金(II)酸カリウム)、後置したままの場合もある。(例:酢酸クロリド、カルボン酸塩化物)
- ^ 例:塩化ナトリウム
- ^ 例:塩化ナトリウム
出典
- ^ “Chloride ion - PubChem Public Chemical Database”. The PubChem Project. USA: National Center for Biotechnology Information. 2021年11月30日閲覧。
- ^ a b Zumdahl, Steven S. (2009). Chemical Principles 6th Ed.. Houghton Mifflin Company. p. A21. ISBN 0-618-94690-X
- ^ 塩素よりも電気陰性度が高いフッ素と反応した塩素化合物、例えばClFは一フッ化塩素と称し塩化物ではない。
塩化物
「塩化物」の例文・使い方・用例・文例
- 動物性組織に対して等浸透圧のナトリウム、カリウム、カルシウムの塩化物を含んでいる水溶液
- カルシウムフッ化リン酸塩またはカルシウム塩化物リン酸塩で成る共通の複雑なミネラル
- カリウムとマグネシウムが水和した塩化物から成る、白色または赤みを帯びた鉱物
- 水酸化カルシウム、塩化物、次亜塩素酸塩から成る白色の粉末で、漂白および/または消毒に用いられる
- 刺激臭がある無色の液体アシル塩化物(CH3COCl)
- 塩素の割合が異常に高い塩化物
- 木の保存剤または触媒として用いられる塩化物
- サリンやVXのような神経ガスに対する解毒剤として使用される塩化物
- 主に写真の乳化剤の製造で用いられる塩化物
- ヘムの赤褐色塩化物
- 鉛の塩化物とバナジウム酸塩を含む鉱物
- 酸塩化物という化合物
塩化物と同じ種類の言葉
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