さかた‐えいお〔‐エイを〕【坂田栄男】
坂田 栄男
プロフィール
棋戦主要履歴
- 昭和26年（1951年）
- 第1期最高段者トーナメント
☆細川千仭七段を2-0で破り優勝（初タイトル獲得）
第6期本因坊戦で橋本宇太郎本因坊に挑戦（3-4で敗れる） - 昭和30年（1955年）
- 第2期日本棋院選手権
☆高川秀格日本棋院選手権者を2-0で破りタイトル奪取（第8期まで7連覇） - 昭和32年（1957年）
- 第4期NHK杯で藤沢朋斎九段を破り優勝
- 昭和33年（1958年）
- 第5期NHK杯で木谷實九段を破り優勝
- 昭和34年（1959年）
- 第6期NHK杯で高川格九段を破り優勝
- 昭和36年（1961年）
- 第16期本因坊戦で高川秀格本因坊を4-1で破りタイトル奪取。
第9期王座戦で高川秀格九段を2-1で破り奪取。
第8期NHK杯で木谷實九段を破り優勝 - 昭和37年（1962年）
- 第17期本因坊戦で半田道玄九段を4-1で破り防衛。
第9期NHK杯で橋本宇太郎九段を破り優勝 - 昭和38年（1963年）
- 第2期旧名人戦で藤沢秀行名人を4-3で破りタイトル奪取
第18期本因坊戦で高川秀格九段を4-2で破り防衛。
☆史上初の名人・本因坊となる
第11期王座戦で藤沢朋斎九段を2-0で破り奪取。 - 昭和39年（1964年）
- 第3期旧名人戦で藤沢秀行九段を4-1で破りタイトル防衛。
第19期本因坊戦で高川秀格九段を4-0で破り防衛。
第12期王座戦で梶原武雄八段を2-0で破り防衛。
第11期NHK杯で藤沢秀行九段を破り優勝。
年間で7タイトルを制覇
☆名人・本因坊・日本棋院選手権・プロ十傑・王座・日本棋院第1位・NHK杯
★29連勝を記録（歴代1位） - 昭和40年（1965年）
- 第4期旧名人戦で林海峯八段に2-4で敗れる
第20期本因坊戦で山部俊郎九段を4-0で破り防衛。
第12期NHK杯で宮下秀洋九段を破り優勝。 - 昭和41年（1966年）
- 第21期本因坊戦で藤沢秀行九段を4-0で破り防衛。
第14期王座戦で林海峯八段を2-1で破り奪取。
第5期十段戦で高川秀格九段を3-1で破り奪取。 - 昭和42年（1967年）
- 第22期本因坊戦で林海峯名人を4-1で破り7連覇達成
☆40年5連覇で名誉本因坊有資格
★第18期第5局から第22期第3局まで本因坊挑戦手合17連勝 - 昭和43年（1968年）
- 第6期十段戦で藤沢朋斎九段を3-2で破り防衛。
第7期十段戦で藤沢秀行九段を3-1で破り防衛。 - 昭和45年（1970年）
- 第18期王座戦で藤沢秀行九段を2-0で破り奪取。
- 昭和46年（1971年）
- 第19期王座戦で橋本昌二九段を2-0で破り防衛。
- 昭和47年（1972年）
- 第20期王座戦で橋本宇太郎九段を2-1で破り防衛。
第10期十段戦で橋本宇太郎九段を3-2で破り奪取。
第19期NHK杯で大竹英雄九段を破り優勝。 - 昭和48年（1973年）
- 第20期日本棋院選手権戦で大平修三九段を3-1で破りタイトル奪取
☆通算10期優勝で名誉日本棋院選手権者の資格を得る
第11期十段戦で高木祥一七段を3-0で破り防衛。 - 昭和51年（1976年）
- 第23期NHK杯で呉清源九段を破り優勝
- 昭和52年（1977年）
- 第24期NHK杯で武宮正樹八段を破り10回目の優勝
☆名誉NHK杯選手権者となる - 昭和57年（1982年）
- 第29期NHK杯で杉内雅男九段を破り優勝
- 昭和58年（1983年）
- 第2期NECカップ優勝
☆通算タイトル獲得数 64 （史上2位）
受賞歴
著書一覧
坂田栄男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/09 09:48 UTC 版)
二十三世本因坊栄寿（にじゅうさんせいほんいんぼう えいじゅ 1920年（大正9年）2月15日 - 2010年（平成22年）10月22日）本名：坂田 栄男（さかた えいお）は、囲碁棋士。東京都出身、日本棋院所属、増淵辰子八段門下、九段。
- ^ 『現代の名局６ 呉清源（下）』（誠文堂新社）P.128
- ^ 『現代の名局 10 坂田栄男（下）』誠文堂新光社 P.246
- ^ a b c d 『現代の名局10 坂田栄男（下）』（誠文堂新光社)P.257
- ^ 『サンケイグラフ』1955年1月30日号、産業経済新聞社。
- ^ a b “囲碁界の連勝記録について”. 日本棋院 (2017年6月27日). 2018年12月8日閲覧。
- ^ 『炎の坂田血風録』（平凡社）P.232
- ^ 優勝10回で資格を得る。囲碁でこの称号を得たのは坂田のみ。将棋では2012年に羽生善治が称号の有資格者となった。
- ^ 『炎の坂田血風録』（平凡社）P.282
- ^ 『碁ワールド』2000年3月号
- ^ 囲碁の坂田栄男・二十三世本因坊が死去 読売新聞 2010年10月22日閲覧
- ^ 『碁ワールド』2011年1月号
- ^ 坂田栄男、趙南哲が囲碁殿堂入り（第16回囲碁殿堂表彰）日本棋院 2019年10月26日閲覧
- ^ 公式戦のみ。女流棋戦・地方棋戦（王冠戦・関西棋院第一位決定戦など）は除く。
- ^ 坂田栄男さんを悼む 棋士・林海峰「勝負への執念 常に」(朝日新聞) - ウェイバックマシン（2016年7月11日アーカイブ分）
- ^ 上村邦夫『鬼手』河出書房新社 1999年
[続きの解説]
坂田栄男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/30 08:34 UTC 版)
実利派。切れ味の鋭いシノギを特徴として「カミソリ坂田」の異名を持ち、数々の妙手、鬼手と呼ばれる手を残している。また、布石での三々を多用した。
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