地電流とは? わかりやすく解説

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ち‐でんりゅう〔‐デンリウ〕【地電流】

読み方:ちでんりゅう

地中流れ微弱な電流地磁気変動誘導されるもののほか、落雷や、地中物質温度不均一による起電力よるもの人為的なものなどがある。


地電流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 21:17 UTC 版)

地電流(ちでんりゅう、earth current、telluric current)とは、地球内部を流れる電流


  1. ^ 永田武「地電流の測定に關する一二の試み」『地震 第1輯』第8巻第9号、日本地震学会、1936年、 447-456頁、 doi:10.14834/zisin1929.8.447ISSN 0037-1114NAID 130003845500
  2. ^ Ondo, Tadanori. "Seismo-ionospheric effects." title International Workshop on Seismo Electromagnetics Abstracts International Workshop on Seismo Electromagnetics Abstracts. 1997.[出典無効] 論文取り下げにより無効


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地電流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:28 UTC 版)

地震予知」の記事における「地電流」の解説

地電流を対象とするものでは、2地点間の地電位差扱ったものが多い。なお、地中電極を置くことは表面電位による誤差問題付きまとうため、電極周囲イオン濃度一定に保つ平衡電極用いるのが適切である。系統的従来研究ベース積み重ねていく研究)ではないが、中国日本中心に様々な報告がある。 古いものでは、1923年関東地震において350km離れた仙台数時間前から変化生じ地震後もしばらく続いたことが報告されている(白鳥,1925)。また、茨城県柿岡観測所行われた電位差観測では、1936年新島沖の地震(M6.3)、1938年紀伊水道地震(M6.7)、1943年鳥取地震1944年東南海地震などM6以上かつ200km以上離れた地震変化があったことが報告されている(吉松,1937,1938,1943,1989)。新しいものでは、兵庫岡山山崎断層での集中観測において1984年発生したM5.6の地震による変化観測されている(宮腰,1985)。アメリカではサンアンドレアス断層において1974年のM5.2の地震1975年のM2.4の地震において地電位差の異常があったと報告されている(Corwin and Morrison,1977)。中国でも、北京郊外紅山州で1966年ら行われた観測においてM3以上の地震では平均5時間前から変化があり地震後元に戻った(Coe,1971)ほか、1974年昭通地震(M7.1)で数時間前に90km離れた地点で地電流の異常があったことや(Allen et al.,1975)、1975年海城地震では震源から25kmほど離れた地点1か月前から地電位差の異常が現れ始め10日前にピーク迎えた地震直前に急反転するという変化があったこと(,1976; Molnar et al.,1977)などが報告されている。旧ソ連では、1970年代後半カムチャッカ活発に観測が行われ、複数報告がされている(Fedotov et al.,1970,1972; Sobolev,1975)。 特に、ギリシャではVAN法実用化されている。VAN法は、50-200m間隔で1対の地電流観測所ギリシャ国各地の約20か所に設置10km超える間隔観測所等も併用しつつ、SES(seismic electric signals)と呼ばれる継続時間数分-数時間過渡的な電位差変化ターゲットとして観測を行うものである出現時期地震1か月前から数時間前ごろ、出現場所は必ずしも震源近くではなく複雑な形態現れることが分かっていて、これらの経験則から予知情報発表している。 メカニズムとしては、圧電効果ピエゾ効果)の説もあるが、地電流が対象とする直流成分対す効果小さい。他には、前段落でも述べた地下水流動による流動電位効果とする説、後の段落述べ電気伝導度分布変化よるものとする説などがある。 しかし、1000km 程度遠方まで伝播する雷雲による電磁変動感知している可能性や、経済活動による様々なノイズ鉄道水道管防蝕為の電流)や、センサー検出コイル)が地震波直接的影響電位発生した結果誤認している可能性もある。

※この「地電流」の解説は、「地震予知」の解説の一部です。
「地電流」を含む「地震予知」の記事については、「地震予知」の概要を参照ください。

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