地心座標時
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地心座標時[1](ちしんざひょうじ、TCG: フランス語: Temps-coordonnée géocentrique)は、地球の歳差、章動、衛星(月)、人工衛星に関する全ての計算において時間の独立変数として使用することを目的とした座標時の時刻系である。これは、地球の中心と共動する座標系に対して静止している時計が刻む固有時と等価である。この時計は、地球と全く同じ動きをするが、地球の重力井戸の外にある時計である。従って、地球の重力による時間の遅れの影響を受けない。
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- ^ “暦Wiki/座標時”. 国立天文台暦計算室. 2017年9月20日閲覧。
- ^ IAU(1991) Recommendation III
- 1 地心座標時とは
- 2 地心座標時の概要
- 3 関連項目
地心座標時(TCG)
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地心座標時(TCG、Geocentric Coordinate Time)は地球の重心に空間座標の原点を持つ座標時である。TCGはTTと以下の式で線形に結び付いている。 TCG - TT = LG × (JD - 2443 144.500 3725)× 86 400秒ここでスケール差 LG = 6.969 290 134 ×10-10(正確に)と定義されている。 JD は、ユリウス通日(AJD)である。
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