地子銭とは? わかりやすく解説

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じし‐せん〔ヂシ‐〕【地子銭】

読み方:じしせん

地子2


地子銭

読み方:ジシセン(jishisen)

銭納化され地子


地子

(地子銭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/26 15:32 UTC 版)

地子(じし/ちし)とは、日本の古代中世から近世にかけて、領主が田地・畠地・山林・塩田・屋敷地などへ賦課した地代を指す。賦課した地目に応じて田地子・畠地子・塩浜地子・林地子・屋地子などと呼ばれた。元々、地子は生産物地代の性格を持ち、その土地の生産物が地子として納入されていたが、中世後期ごろから貨幣経済が進展していくと、貨幣による地子の納入が増加していった。そのため、米(稲)で納入する地子を地子米(地子稲)といい、銭で納入する地子を地子銭といって区別した。


  1. ^ 延喜14年(914年)8月に出された太政官符によれば、毎年諸国より地子稲を財源として総額にて舂米5,453石、絹990疋、商布8,841段、調布3,222端、細布20端、(真)綿1,152斤・4,692屯、鉄1,146廷、鍬2,100口が地子稲416,680束より地子交易などによって調達・上供され、その他に油・調味料・魚介・海藻・筵・墨・紙・塩・雑穀など計30種の物資が上供された(例進地子雑物)。
  2. ^ 「小鳥の飼育と繁殖」(文研出版 前澤和明)P184


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