国鉄・JR線路名称一覧とは？ わかりやすく解説

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国鉄・JR線路名称一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/16 02:12 UTC 版)

国鉄・JR線路名称一覧（こくてつ・JRせんろめいしょういちらん）は、日本の国有鉄道及びJRに所属する、あるいは所属していた鉄道路線名称の一覧である。


脚注

注釈

  1. ^ JR線路名称公告では、国有鉄道線路名称のような本線を中核とする鉄道路線群の総称である「東海道線」や「東北線」の表記はないが、各路線の記載順序は前述の線路名称に準拠した記載であり、その記載から総称の「○○線の部」はJR線路名称公告でも引き継がれている。
  2. ^ 区間は、「東海道線」の東海道本線に〔東京 - 新横浜 - 岐阜羽島 - 新神戸〕、「山陽線」の山陽本線に〔新神戸 - 新岩国 - 小倉〕、「鹿児島線」の鹿児島本線に〔小倉 - 博多〕と記載[8][9]。
  3. ^ 厳密にいえば鹿児島本線の支線扱いであるが、並行在来線の鹿児島本線の所属はJR九州のため、JR西日本鹿児島本線は山陽新幹線小倉 - 博多間のみの存在となり、同社では支線扱いとなっていない。
  4. ^ 区間は、JR東海が〔東京 - 新横浜 - 岐阜羽島 - 新大阪〕、JR西日本が東海道本線〔新大阪 - 新神戸〕、山陽本線〔新神戸 - 新岩国 - 小倉〕、鹿児島本線〔小倉 - 博多〕と記載。
  5. ^ 山陽本線の営業キロは、岩国以東と櫛ケ浜以西の各駅の相互間の運賃を岩徳線（岩国 - 櫛ケ浜間）の営業キロで計算する。よって、それぞれの以東・以西は同区間経由で掲載されているため、東海道・山陽新幹線の営業キロも岩徳線経由（山陽新幹線も新岩国 - 徳山間で岩徳線と並行する）で掲載されている。ただし、1981年（昭和56年）4月以降国鉄再建法によって岩徳線が地方交通線になったため、それ以降は山陽本線の営業キロと岩徳線の換算キロ（換算キロとは、幹線と地方交通線を連続して乗車する場合の地方交通線側の運賃計算用距離）を合わせた運賃計算キロで計算される[12]。よって東海道・山陽新幹線の距離の掲載も営業キロの他に運賃計算キロが並列で記載されている[13][14][15][16]。
  6. ^ 「国有鉄道線路名称」での区間は、「東北線」の東北本線に〔大宮 - 白石蔵王 - 古川 - 盛岡〕（1985年〔昭和60年〕3月の上野駅延伸開業時以降は〔上野 - 白石蔵王 - 古川 - 盛岡〕）と記載[17][18]、JR線路名称公告では〔東京 - 白石蔵王 - 古川 - 盛岡 - 新青森〕と記載された。なお、並行在来線が分離された盛岡駅 - 新青森駅間も営業中の他の整備新幹線が独立した線路名称を持っているのとは異なり、東北本線（支線）扱いである。
  7. ^ 「国有鉄道線路名称」での区間は、「東北線」の高崎線に〔大宮 - 高崎〕・上越線に〔高崎 - 上毛高原 - 長岡〕、「信越線」の信越本線に〔長岡 - 燕三条 - 新潟〕と記載[21][22]。JR線路名称公告では高崎線・上越線・信越本線にそれぞれ前述の区間が記載された。
  8. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』では、奥羽線の摘要欄に「福島、山形間87.1粁 軌間変更 1.435米（平4.7.1）、山形、新庄間61.5粁 軌間変更 1.435米（平11.12.4）」と記載されている[25]
  9. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』では、田沢湖線の摘要欄に「大曲、盛岡間75.6粁 軌間変更 1.435米（平9.3.22）」、奥羽線の摘要欄に「大曲、秋田間51.7粁 軌間変更 1.435米（平9.3.22）」と記載されている[26]
  10. ^ 区間は、JR東日本は〔高崎 - 軽井沢 - 長野 - 上越妙高〕、JR西日本は〔上越妙高 - 黒部宇奈月温泉 - 金沢〕と記載。
  11. ^ 過去の例に従えば、「北海道新幹線」という独立した線路となる。ただし、その場合青函トンネルを挟む三線軌条区間は、名称上別線路であるにもかかわらず、物理的には在来線と線路を共用する特異なケースとなる。また、並行在来線が分離、もしくは存在しない新青森 - 奥津軽いまべつ間は、奥羽本線と津軽線がほぼ並行するが、旅客営業制度上は同一路線の扱いを受けていない。また奥津軽いまべつ - 木古内間で施設を共用する海峡線は、北海道新幹線開業に際して定期旅客列車の運行を取りやめ、市販時刻表に路線や運賃が非掲載となった。
  12. ^ JR事業基本計画に基づく国土交通省への提出書類および国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』では、本線と記載される路線（「東海道本線」など）を含め全ての路線は「○○線」と記載され[40]、記載順序もあいうえお順に記載されている『鉄道要覧』における記載方法が線名は「事業基本計画」、記載順序は「国有鉄道線路名称」を基準にして記載されている（例：東日本旅客鉄道では、最初に「東海道線」（支線を含む）、次が「山手線」→「赤羽線」→「南武線」という順序で記載されている）[40]。
  13. ^ JR貨物以外が所有する貨物支線の区間については「東海道貨物線」を参照
  14. ^ 新垂井駅は、1986年（昭和61年）11月1日に廃止された[47]が、本線との区別のため便宜上表記する。
  15. ^ この線路は、豊川海軍工廠への物資・従業員の輸送用に敷設され、同工廠が閉鎖された1945年（昭和20年）10月頃に西豊川 - 北東門間廃止。なお、この線路自体は日本車輌製造豊川製作所の専用線として存続している[48]。
  16. ^ 転換区間は七尾 - 穴水 - 輪島間である[55][56]が、七尾 - 和倉温泉間はJR西日本が第一種鉄道事業者である[55][56]ため、JR西日本の第三種鉄道事業区間は和倉温泉 - 穴水 - 輪島間である[55][56]。その後、2001年（平成13年）4月1日に穴水 - 輪島間は廃止（第二種・第三種共）されている[55][56]。
  17. ^ 国有鉄道時代は東京 - 神田間は東北本線と、代々木 - 新宿間は山手線とそれぞれ重複していたが、JR化以降は先行敷設路線との営業距離の重複計上を行わないようにするため、前者は東北本線、後者は山手線にそれぞれ所属が分割された[61][62]。
  18. ^ 金山駅に東海道本線のホームが設けられたことで、金山駅 - 名古屋駅間は東海道本線と重複計上されている[63]。ただし、同区間にある尾頭橋には中央本線のホームはない。
  19. ^ 宇都宮線は、東北本線上野 - 尾久 - 黒磯間の路線愛称名で、左記の区間を経由する。
  20. ^ 埼京線は、山手線大崎 - 池袋間、赤羽線池袋 - 赤羽間および左記の区間の路線系統名である。
  21. ^ この区間は在来線扱いであるが、新幹線用の施設・車両を使用している。
  22. ^ 左記の区間表記は、1982年（昭和57年）11月15日の上越新幹線開業後の表記[21][22]であるが、それ以前の区間表記は〔高崎 - 長野 - 新潟〕であった[6][7]。
  23. ^ 左記の区間表記は、2015年（平成27年）3月14日の北陸新幹線長野 - 金沢間延伸開業と同時に平行する長野 - 妙高高原 - 直江津間が第3セクター（しなの鉄道・えちごトキめき鉄道）へ経営分離されたことに伴うもの[99]。なお、1997年（平成9年）10月1日に高崎 - 長野間が部分開業した当時は、並行する高崎 - 軽井沢 - 長野間は横川 - 軽井沢間が廃止、軽井沢 - 篠ノ井間がしなの鉄道に転換、前述の延伸開業前までの信越本線の区間表記は〔高崎 - 横川・篠ノ井 - 直江津 - 新潟〕であった[100]。
  24. ^ 2023年（令和5年）5月末現在まで左記の区間のうち焼島 - 東新潟港間は営業を休止している[101]。
  25. ^ a b 左記の区間は正式な本線・支線区間である[104]が、運行上の区間は、本線が〔東京 - 市川塩浜 - 南船橋 - 蘇我〕、支線が〔西船橋 - 南船橋〕（二俣支線）・〔市川塩浜 - 西船橋〕（高谷支線）という扱いである。ただし、市川塩浜 - 西船橋間は正式上と運行上とでは同一の扱いとなる。
  26. ^ a b 線路名の右隣の区間は国有鉄道時代の正式な本線区間[105][106]で、所属の右隣の区間は1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化時に制定された正式な本線区間[107]。
  27. ^ 佐松線という名称は、佐原以東から松岸までの沿線一帯の通称名である[108]が、この通称名を佐倉 - 松岸間の通称名としている文献も存在する[109]。
  28. ^ a b c 『鉄道要覧』では、博多南線の次位に「関西空港線 日根野、りんくうタウン」と記載され、その下の欄に第2種開業線として「関西空港線 りんくうタウン、関西空港」・「JR東西線 京橋、尼崎」・「おおさか東線 新大阪、久宝寺」と記載されており、これら3線は他の路線から離れた場所に記載されている[114]。

出典

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  95. ^ a b 鉄道院告示第75号『官報 1924年04月17日』出版者：大蔵省印刷局（編）大正13年（国立国会図書館デジタルコレクション）
  96. ^ 『鉄道旅行案内』出版者：鉄道省 大正10年「陸羽線」p.272（国立国会図書館デジタルコレクション）
  97. ^ a b 鉄道院告示第24号『官報 1913年04月17日』出版者：大蔵省印刷局（編）大正2年（国立国会図書館デジタルコレクション）
  98. ^ 『鉄道旅行案内』出版者：鉄道省 大正10年「信越線」p.240（国立国会図書館デジタルコレクション）
  99. ^ 国土交通省鉄道局監修「東日本旅客鉄道・えちごトキめき鉄道・しなの鉄道」『鉄道要覧』 各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、信越線・妙高はねうまライン・北しなの線掲載頁。 
  100. ^ 国土交通省鉄道局監修「東日本旅客鉄道・しなの鉄道」『鉄道要覧』 各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、信越線・しなの鉄道線掲載頁。 
  101. ^ 国土交通省鉄道局監修「鉄道・軌道の許可・特許等一覧（iii）営業休止」『鉄道要覧』 各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、「日本貨物旅客鉄道」信越線掲載頁。 
  102. ^ 『鉄道旅行案内』出版者：鉄道省 大正10年「総武線」p.240（国立国会図書館デジタルコレクション）
  103. ^ 『全国駅名ノ読方 : 片仮名引総画引』改正第13版 出版者：鉄道旅行社 昭和14年「国有鉄道線路名称、区間及粁程府県名」pp. 7 - 8（国立国会図書館デジタルコレクション）
  104. ^ 国土交通省鉄道局監修「東日本旅客鉄道」『鉄道要覧』 各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、京葉線掲載頁。 
  105. ^ a b c 「線名索引」『国鉄監修 交通公社の時刻表』各年各号、日本交通公社出版事務局、「総武線」成田線掲載頁。 
  106. ^ a b c 「線名索引」『時刻表』各年各号、日本国有鉄道（謹呈版も含む）、「総武線」成田線掲載頁。 
  107. ^ a b c 国土交通省鉄道局監修「東日本旅客鉄道」『鉄道要覧』 各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、成田線掲載頁。 
  108. ^ 白戸貞男「史料からみた房総の鉄道史話」『鉄道ピクトリアル 2021年9月号【特集】房総地区鉄道の興味』第71巻9号（通巻第989号）、電気車研究会、2021年9月1日、36 - 37頁。 
  109. ^ 佐藤信之「房総地区国鉄・JR各線 輸送の推移－昭和40年代中盤〜平成初期を中心に－」『鉄道ピクトリアル 2021年9月号【特集】房総地区鉄道の興味』第71巻9号（通巻第989号）、電気車研究会、2021年9月1日、14 , 21頁。 
  110. ^ 大蔵省印刷局 [編] (1923年). “鉄道院告示第184号『官報』1923年09月25日”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 国立国会図書館. 2024年3月3日閲覧。
  111. ^ 鉄道省 (1930年). “鉄道院告示第184号『官報』1930年3月5日”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 国立国会図書館. 2024年3月3日閲覧。
  112. ^ a b c d e 鉄道省告示第63号『官報 1943年4月1日』出版者：大蔵省印刷局（編）昭和18年（国立国会図書館デジタルコレクション）
  113. ^ a b c d e 運輸省告示第88号『官報 1946年3月22日』出版者：大蔵省印刷局（編）昭和21年（国立国会図書館デジタルコレクション）
  114. ^ a b c d 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』各年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、「西日本旅客鉄道」関西空港線・JR東西線・おおさか東線掲載頁

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