国引きとは? わかりやすく解説

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くに‐びき【国引き】

読み方:くにびき

《「くにひき」とも》国土引き寄せること。「出雲国風土記」にみられる伝説よる。八束水臣津野命(やつかみずおみつののみこと)が「国来(くにこ)、国来」と言いながら、新羅(しらぎ)に綱をかけて出雲国引き寄せたという。


国引き神話

(国引き から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:58 UTC 版)

国引き神話(くにびきしんわ)は、出雲国に伝わる神話の一つである。『古事記』や『日本書紀』には記載されておらず、『出雲国風土記』の冒頭、意宇郡の最初の部分に書かれている。


  1. ^ a b c d 関和彦「古代出雲の国のかたちをたどる」(怪vol.0035』角川書店 (原著2012-3-28)。ISBN 9784041300183 
  2. ^ a b 『日本古典文学大系「風土記」』岩波書店、1958年4月5日。 
  3. ^ 諸伝文には「八穂米」とあるが内山真竜「出雲風土記解」にしたがい、ここでは「米」は「爾」の略字の「尓」の誤りと考え、「八穂爾」とする。
  4. ^ 湾入した海岸の最奥部の意とする。
  5. ^ 諸伝文には「良波」とあるが千家俊信「訂正出雲風土記」にしたがい、ここでは「農波」とする。
  6. ^ 「宇波縫」とする伝本もある。「手染」の誤りとする横山永福「出雲風土記考」や後藤説のほか、「手浸」の誤りとする考えもあり、岩波の日本古典文学大系では「宇波」を「たしみ」と訓ずる。
  7. ^ 大山元 『初期天皇后妃の謎』きこ書房、2003年2月20日。ISBN 4-87771-609-2 


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