囚人のジレンマとは?

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しゅうじん-のジレンマ しう― 7 【囚人の―】

prisoner's dilemma相手出方によって自己の利益違いが出るという設定下で、二つ選択肢与えられた二人人間遭遇するジレンマ自白求められた二人囚人状況になぞらえてこう呼ばれるゲーム理論の用語。


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囚人のジレンマ

【英】:prisoner's dilemma

プレーヤーが常に利得大き選択肢絶対優位の戦略)を選ぶ場合協力した場合よりも悪い結果を招いてしまうゲームゲーム理論モデルの1つ。


このゲームには、AとBという2人の犯罪容疑者プレーヤー)が登場する。2人はある犯罪関連した別件容疑警察に捕まった。罪を犯し可能性は高いが、決定的証拠がないため、2人は別々の部屋尋問されている。

ここでAとBが取りうる選択肢は、自白するか、自白しないかの2つとなる。2人とも自白した場合には共に懲役5年、2人とも自白なければ共に懲役2年の刑が予想される。また、一方自白して他方自白しなかった場合には、自白した方が情状酌量により無罪となるが、自白しなかった方は懲役30年となる。
Aにとっては、自白すれば最も刑が軽くなるのだが、これはBにとっても同様である。しかし、両方とも自白してしまうと無罪ならない。そして、プレーヤー間において協力約束ができていたとしても、個別立場ではより利得少な戦略絶対優位でない)を選ばざるを得ないため、常に裏切り動機内包している。

同様のケースは、実際ビジネスでも見ることができる。例えば、石油化学業界において第2次オイルショック後、過当競争体質から大不況見舞われた。そこで通産省(現・経済産業省)の旗振りの下、特定産業構造改善臨時処置に基づき過剰設備の休廃止などを中心とした構造改革合意した。各社協力して減産することで、ある程度価格維持しようとしたのだ。しかし、個々企業にとっては減産しないことが、常に利得大きかった(絶対優位の戦略)ので、設備の休廃止を行う企業はほとんど無かった。

囚人のジレンマを回避するためには「裏切れば報復する」という罰則メカニズムや、ゲーム何度も行う(勝ち逃げ許さない)、サイド・ペイメント(約束を守ったら報酬与える)などの回避策が考えられる

■ 関連語
絶対優位の戦略

■ おすすめ科目


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囚人のジレンマ

・囚人のジレンマとは、個人最適化を図ろうとした選択が、結果として全体最適選択とはならないことを示唆するゲーム理論モデルである。このモデルは、環境保護問題値下げ競争等幅広い状況使用される。
・(例)
 同一事件逮捕された2人の囚人が、互いに意思疎通できない牢獄にいる。そこで2人に対し、個別提案を出される。「自白するれば司法取引により釈放されるが、もう1人も自白した場合は2人に懲役3年が科せられる。1人が自白し、もう1人が黙秘した場合自白した者は釈放され、黙秘した者は懲役5年が科せられる。また両方黙秘した場合は、懲役1年が科せられる。」
 自分にとって最適なのは、自分自白相手黙秘によって釈放されることである。しかし、相手自白してしまうと双方3年懲役が科せられる。その一方、もし自分黙秘相手黙秘した場合双方自白した場合懲役3年より短い懲役1年となる。しかし相手自白した場合自分にとって懲役5年という最大不利益を被ってしまう。
全体としてみれば、2人の囚人黙秘による懲役1年最適選択であるのにも関わらず自白をした場合自分にとって釈放という最適化があるため、自白黙秘かの選択ジレンマが生じてしまう。

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囚人のジレンマ

読み方しゅうじんのじれんま
【英】:prisoner's dilemma

2人の容疑者共犯容疑で別々に取り調べられている.2人とも黙秘すればどちらも1年の刑であるが, 自白すれば2人とも3年の刑, 一方自白他方黙秘すれば, 自白した方は無罪放免黙秘している方は5年の刑を科されるとしよう. 黙秘すべきか, 自白すべきだろうか, という2人ゲームが囚人のジレンマの原型である.

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囚人のジレンマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/26 13:48 UTC 版)

囚人のジレンマ(しゅうじんのジレンマ、英:Prisoner's Dilemma)は、ゲーム理論経済学において、個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない状況の例としてよく挙げられる問題。非ゼロ和ゲームの代表例でもある。この問題自体はモデル的であるが、実社会でもこれと似たような状況(値下げ競争、環境保護など)は頻繁に出現する。

1950年アメリカ合衆国ランド研究所のメリル・フラッド (Merrill Flood) とメルビン・ドレシャー (Melvin Dresher) が考案し、顧問のアルバート・W・タッカー (A.W.Tucker) が定式化した。






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