喧嘩道中
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1957 |
配給: |
スタッフ | |
監督: | 佐々木康 ササキヤスシ |
脚本: | 比佐芳武 ヒサヨシタケ |
企画: | 福島通人 |
撮影: | 坪井誠 ツボイマコト |
音楽: | 万城目正 マンジョウメタダシ |
美術: | 吉村晟 ヨシムラアキラ |
編集: | 宮本信太郎 ミヤモトシンタロウ |
録音: | 石原貞光 イシハラサダミツ |
照明: | 山根秀一 ヤマネヒデイチ |
キャスト(役名) |
大川橋蔵 オオカワハシゾウ (草間の半次郎) |
千原しのぶ チハラシノブ (おたか) |
高堂国典 コウドウコクテン (戸倉屋彦右衛門) |
伊東亮英 イトウ (戸倉屋彦兵衛) |
立松晃 タテマツアキラ (戸倉屋彦作) |
吉野登洋子 ヨシノトヨコ (おかつ) |
花村菊江 ハナムラキクエ (おしん) |
徳大寺伸 トクダイジシン (呑みこみの金介) |
丘さとみ オカサトミ (お雪) |
堀正夫 ホリマサオ (高坂格之進) |
山口勇 ヤマグチイサム (赤戸武兵衛) |
百々木直 (青田兵馬) |
富久井一朗 フクイイチロウ (三吉) |
原健策 ハラケンサク原健作 (鬼の小平) |
阿部九洲男 アベクスオ (役者の弥吉) |
岡島艶子 オカジマツヤコ (おもよ) |
常盤光世 トキワミツヨ (文字秀) |
千津伶子 (八重) |
梅村直次郎 ウメムラナオジロウ (直八) |
時田一男 トキタカズオ (与吉) |
尾上華丈 オノエカジョウ (長五) |
梅沢昇 ウメザワノボル (平助) |
中野雅晴 ナカノマサハル (寅吉) |
明智八百栄 (おなか) |
山本鳥古 (おせん) |
太田優子 オオタユウコ (お花) |
宮島智恵子 ミヤジマチエコ (おせき) |
陽田重利 ヨウダシゲトシ (権次) |
西秋節生 ニシアキセツオ (太十) |
七条友里子 ナナジョウユリコ (おきみ) |
水野浩 ミズノヒロシ (善兵衛) |
解説 |
「旗本退屈男 謎の紅蓮塔」の比佐芳武のオリジナル・シナリオを「大名囃子 (前後篇)」の佐々木康が監督、「ふり袖捕物帖 ちりめん駕篭」の坪井誠が撮影した東映スコープによる股旅もの。主演は「若さま侍捕物帳 深夜の死美人」の大川橋蔵、「鞍馬天狗 角兵衛獅子(1957)」の千原しのぶ、丘さとみ、コロムビアの歌手、花村菊枝。ほかに原健策、高堂国典など。黒白。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
江戸蔵前で札差屋を営む豪商戸倉屋彦兵衛は、一人娘おたかを松平伯耆守の部屋勤めに送り込んで己れの栄華を誇ろうとした。だが、その婚礼の晩、おたかが姿を消してしまったのだから、彦作はもち論、松平江戸家老高坂も大あわて。ただ一人、戸倉屋の隠居彦右衛門だけはおたかの行先を知っていたがおたかの行方に五百両の金がかけられた。この金目当に、おたかにまつわりつく飛脚の三吉、旅人呑みこみの金介、鳥追おかつらの一行。絡み絡みあって一行は三島の宿に来た。折しもこの宿に姿を現わしたのが草間の半次郎。彼は、三年前戸倉屋の伜彦作に身を汚されて姿を消した妹お雪を探し求めているのだ。おたかは一眼見て半次郎に惚れた。沼津の宿でまたまた出会った半次郎に、おたかは酔った揚句にしだれかかり、そのまま酔つぶれた。それを知ってか知らずか、彦作、高坂の一味がおたかを追ってきた。--東海道を上って由井の宿。妹のお雪を捨てた男が兄彦作と半次郎に聞かされたおたかは、今はぞっこん惚れ抜いた男のために、お雪を探し求める決心。ところが、お雪は鞠子の宿の宿女郎に売られたが患いの床に明日をも知れぬ命と聞いて半次郎、おたかは素飛んだ。お雪は、彦作がなつかしいと一言いって死んでいった。そこへ、お雪が死んだと伝え聞いて、彦作が駈込んできた。一旦は手にかけた長脇差も、うなだれる彦作の姿に半次郎は一人の妹を大事にしなせえと身を引いた。その後、彦作が縁談を断ったのに、おたかは高坂の手先赤戸一味に掠われた。さっそうと半次郎が長どすを抜いた。そのまま赤戸一味を斬って捨てた。--半次郎の粋姿にいまは晴れてのおたかの嬉し泣きが後を追った。夫婦鴉の街道筋に、とんびが高く輪をかいて。 |
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