九州最大のカルデラ湖である池田湖からの伏流水とされ、地域のかんがい用水および2,700世帯に水道水を供給する地域の水がめとなっている。また、渓谷を利用した「唐船峡そうめん流し」には年間20万人が訪れる。 昔から枚聞(開聞宮)の神に朝夕の御供えの水として使われてきた。開聞地域2,700世帯の水道水等の生活用水の水源池であると同時に唐船峡そうめん流しにも利用されている。また、下流では清涼な水質と一定した水温の水を利用したわさび栽培が行われており、宮田川に注がれた水は灌漑用水として地域内をうるおしている。 | | 1日の湧水量:数万トン 開聞町郷土誌によると昔唐船峡一帯には,竜宮城伝説がある。山幸彦をもてなした饗殿があったことから京田となった。また,山幸彦が結婚の申込み乙姫が聞入れて返事をしたほとりを御返事河(ごへしご)と呼び,御瓶子(ごへんじ,ごへいじ)川と呼ばれるようになったのが現在の宮田川である。
明治の頃から飲料水への病原菌流入を防ぐための監視を行っている。水道水源保護条例を制定し、水源保護地域及び準水源保護地域内での掘削を目的とする事業を禁止している。湧水池周辺は,指宿市水道事業の職員と隣接する唐船峡そうめん流しの従業員により清掃・美化活動が行われている。 |