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唐物茄子茶入(紹鴎・一名みをつくし)

主名称: 唐物茄子茶入(紹鴎一名みをつくし)
指定番号 2580
枝番 00
指定年月日 1998.06.30(平成10.06.30)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書:
員数 1口
時代区分 南宋-元
年代
検索年代
解説文: 唐物茄子茶入では、本茄子茶入百貫茄子似たり茄子)、付茄子(静嘉堂)、珠光茄子とともに天下の四茄子茶入と称され、『山上宗二記』では茄子茶入筆頭に挙げられる大名物である。もと松本珠報所持伝えられ、鳥居引拙、武野紹鴎今井宗久織田信長豊臣秀吉徳川家光東本願寺閑事庵宗信(坂本周斎)などを、付属茶入袋・挽家・四方盆・牙書状伴いながら伝来し、茶道具における唐物茶入あり方如実に示す貴重な例の一つである。茶会記記録には天文十八年(一五四九)二月十三日武野紹鴎茶会をはじめとし、天正十五年(一五八七)の北野大之湯など数多く用いられている。
 本茶入は、総体掛かる飴色鉄釉に、一方肩先から裾にかけてやや白濁する三筋の釉がなだれかかり、その様子澪標似ているところから武野紹鴎が底に「見本久志」と墨書したとされる紹鴎所持したことから「紹鴎茄子」と呼ばれるが、底の墨書から「みをつくし」とも呼ばれる
 本作品は、大きさはやや小振りながら、形は端正な形姿示し総体掛かる飴色鉄釉はむらなく均一深く掛かり一方には三筋白濁した釉が流れてみごとな釉景色作りだす。唐物茄子茶入を代表する作行優れた作品である。
 付属する茶入袋には正法寺緞子紹鴎間道、挽家のには他に類例がみられない椰子を用いる。四方盆は唐物若狭盆で、紹鴎好み利休好み象牙が添う。小堀遠州書状は、江月宗玩に挽家の箱に銘を依頼する書状である。いずれも本茶入の格別扱いを示す資料として貴重である。

唐物茄子茶入(富士)

主名称: 唐物茄子茶入(富士
指定番号 2587
枝番 00
指定年月日 1999.06.07(平成11.06.07)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書:
員数 1口
時代区分 南宋
年代 1213世紀
検索年代
解説文: 茄子茶入は、足利将軍義輝が所持したと伝えられる大名物で、曲直瀬道三(一五〇七-九五年)、織田信長(一五三四-八二年)、豊臣秀吉(一五三六-九八年)、前田利家(一五三八-九九年)などを、付属茶入袋・挽家・盆・牙利休作の茶杓伴いながら伝来したもので、茶道具における唐物茶入あり方如実に示す貴重な例の一つである。
 茶会記記録によれば元亀二年(一五七一)八月十二日の織田信長による岐阜城での茶会天正十五年(一五八七)十月朔日北野大之湯など数多く茶会で用いられている。
 本茶入は、均整のとれた品格ある形姿示しており、富士山偉容にちなんで「富士」の銘が付けられたと推測される。総体掛かる飴色鉄釉艶やかでむらなく均一深く掛かり一方には白濁した釉が大きく流れて見事な釉景色作り出している。唐物茄子茶入(紹鴎一名みをつくし<重文湯木美術館>)とともに唐物茄子茶入を代表する作行優れた作品であり、茶道文化史貴重な遺例である。
重要文化財のほかの用語一覧
工芸品:  唐物肩衝茶入  唐物肩衝茶入  唐物茄子茶入  唐物茄子茶入  唐物茶壺  唐花鴛鴦八稜鏡  唐藍彩貼花文壺





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