生命活動のエネルギー源であるアデノシン3リン酸(ATP)を細胞に提供する仕組みで、ミトコンドリアの内膜にある脱水素酵素複合体の連鎖のことです。
生物が酸素を用いたいわゆる好気呼吸を行うとき、細胞ではいくつかの代謝が行われて炭水化物が最終的に水と二酸化炭素に分解されます。これらは解糖系、クエン酸回路、酸化的リン酸化(電子伝達系)の3つの代謝に分かれます。最後の段階は電子伝達系でNADHなどの電子伝達体を酸化し、酸素に電子を伝えて水を生成します。この3つの代謝で放出されるエネルギーを使ってATP合成酵素がアデノシン2リン酸(ADP)からATPを生成します。
電子伝達系を植物などの光合成における電子伝達系と区別して呼吸鎖といいます。また、これらの一連のプロセスを指して呼吸鎖と呼ぶ場合もあります。
三省堂 大辞林 |
こきゅう-さ ―きふ― 2 【呼吸鎖】
健康用語辞典 |
呼吸鎖
別名:電子伝達系
【英】:respiratory chain
ウィキペディア |
呼吸鎖複合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/10 01:34 UTC 版)
(呼吸鎖 から転送)
呼吸鎖複合体(こきゅうさふくごうたい)とは、細胞呼吸(好気呼吸、嫌気呼吸関わらず)を行うほとんどの生物に見られる膜(ミトコンドリア内膜、チラコイド膜、原核生物の細胞膜)に存在する分子量10万から100万程度の巨大タンパク質である。呼吸鎖複合体 I, II, III, IV からなり、主に電子伝達系に関与している。またATP合成酵素を呼吸鎖複合体 V とする事もある。呼吸鎖電子伝達系、呼吸鎖、複合体などとも呼ばれる。
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- 1 呼吸鎖複合体とは
- 2 呼吸鎖複合体の概要
- 3 外部リンク