やぶさ‐か【×吝か】
読み方:やぶさか
1 (「…にやぶさかでない」の形で)…する努力を惜しまない。喜んで…する。「協力するに—ではない」
2 思い切りの悪いさま。
「民衆も天才を認めることに—であるとは信じ難い」〈芥川・侏儒の言葉〉
3 物惜しみするさま。けちなさま。
「たとひ驕且(きゃうしゃ)にして—ならば、其の余は観るに足らざらくのみ」〈文明本論語抄・四〉
[補説] 1について、文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、「協力を求められればやぶさかでない」を、本来の意味とされる「喜んでする」で使う人が33.8パーセント、本来の意味ではない「仕方なくする」で使う人が43.7パーセントと、逆転した結果が出ている。
品詞の分類
- >> 「吝か」を含む用語の索引
- 吝かのページへのリンク