后稷とは? わかりやすく解説

こう‐しょく【后×稷】

読み方:こうしょく

【一】中国古代官名で、農事つかさどる長官

【二】中国周王朝始祖とされる伝説上の人物。姓は姫(き)、名は棄(き)。母親姜原(きょうげん)が巨人足跡踏み妊娠して生まれたといわれる農耕好み、舜(しゅん)のとき【一】となったという。


こうしょく 【后稷】

中国古代伝説上の人で周の始祖とされる。母姜原巨人足跡踏んで妊娠し生まれてすぐ神異の子として棄てられて棄と名付けられた。帝堯に用いられて農師となり、舜代に后稷の官(后は君、稷は五穀で、農事司る長官)になり農耕盛んにした。武王は、その一六世の孫という。

后稷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 19:31 UTC 版)

后稷(こうしょく)は、伝説上の王朝の姫姓の祖先。中国農業として信仰されている。は姫、は棄、号は稷。不窋の父。后稷はもともと棄[1](捨てられし者)という名であったが、農業を真似するものが多くなってきたため、帝舜が、農業を司る者という意味の后稷という名を与えたとされている。后稷の一族は引き続き夏王朝に仕えたが、徐々に夏が衰退してくると、おそらくは匈奴の祖先である騎馬民族から逃れ、暮らしていたという。


  1. ^ s:史記/卷004
  2. ^ 農事を司る官名で、これが号とされた。
  3. ^ 周の領地。現在の中国陝西省。
  4. ^ 田中俊明 『『魏志』東夷伝訳註初稿(1)』国立歴史民俗博物館〈国立歴史民俗博物館研究報告 151〉、2009年3月31日、361頁。 
  5. ^ 田中俊明 『『魏志』東夷伝訳註初稿(1)』国立歴史民俗博物館〈国立歴史民俗博物館研究報告 151〉、2009年3月31日、380-381頁。 


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