名鉄3780系電車
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名鉄3780系電車(めいてつ3780けいでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が1966年(昭和41年)に導入した電車である。名鉄の直流1,500 V電化路線において運用された吊り掛け駆動車各形式のうち、間接手動進段制御器を搭載するHL車に属する。
注釈
- ^ 本系列新製当時に未更新で残存していたHL制御車は、その多くがWH-556-J6ではなく三菱電機MB-98Aを搭載した車両であった[18]。MB-98AはWH-556-J6の国内ライセンス生産品であり[18]、定格出力こそ74.6 kWと同等であったものの、定格回転数がWH-556-J6の985 rpmに対して890 rpmと低く、性能的に劣る機種であった[18]。そのため、従来の車体更新車と比較して冷房装置の搭載などにより車両重量増が避けられない本系列へのMB-98Aの搭載は走行性能確保の観点から不適とされ[18]、本系列の種車となった車両が搭載したMB-98Aを3700系(2代)へ転用し、そこから捻出したWH-556-J6をWH-556-JR-6Gへ改造の上で本系列へ搭載する玉突き転用が実施されている[1][18]。
- ^ 制御電動車同士の比較では、3700系モ3700形および3730系モ3730形の30.0 tに対してモ3780形は34.5 tと4.5 t重量が増加しており[5]、また制御車同士の比較では、3700系ク2700形および3730系ク2730形の21 tに対してク2780形は28.9 tと7.9 t重量が増加し[5]、編成全体では12.4 tもの重量増となっていた[5]。
- ^ 本系列と同じく後年全車が瀬戸線に集中配置された3770系[30]は前述の通り1990年(平成2年)に全廃となっていた。また、3700系(2代)は築港線専用車両として唯一残存した制御車ク3716(モ3700形3716を電装解除)[35]が1996年(平成8年)3月21日付[34]で、3730系は三河線における運用を終了した3751編成・3758編成の2両編成2本が1996年(平成8年)3月27日付[34]でそれぞれ除籍され、相次いで形式消滅していた[34]。
出典
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- ^ 「名鉄6750系の系譜 -名古屋鉄道 車体更新AL車の終焉-」 (2009) p.23
- 1 名鉄3780系電車とは
- 2 名鉄3780系電車の概要
- 3 主要機器
- 4 運用
- 5 脚注
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