美濃電気軌道セミボ510形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 19:15 UTC 版)
美濃電気軌道セミボ510形電車(みのでんききどうセミボ510がたでんしゃ)は、美濃電気軌道(美濃電)が1926年に新製した半鋼製四軸ボギー車。
注釈
- ^ 車体塗装から「赤白(アカシロ)」の愛称もあり、名鉄社内では主にこちらの呼称を用いていた。
- ^ 現・名鉄名古屋本線の名鉄岐阜 - 笠松間に相当する。
- ^ BD505形は、1939年ごろの一時期に瀬戸線で使用されていた時期がある。
- ^ その後しばらくは車内側のみ丸窓形状とされていたが(参考画像)(参考画像2)、後述の改造の際にこちらも通常形状へ改められた。
- ^ 従来は下半分緑/上半分クリームの軌道線車両標準塗装であった。
- ^ 車体幅の関係から通路幅を確保するため、2人掛けシートと1人掛けシートを組み合わせて車内中央を境に2人掛けシートと1人掛けシートが点対称になる配置とされた。この設計は後年モ600形にも踏襲された。
- ^ 東洋電機製造製PT52-J型を1両当たり1基搭載した。
- ^ モ700・750形等。
- ^ 端子電圧600V時定格出力63.5kW/865rpm、吊り掛け駆動、歯車比2.65。
- ^ 1975年に名鉄車両の標準塗装がスカーレット一色と定められたことを受けたものである。なお、過渡的に正面の“金太郎”塗りとそれをつなぐ側面細白帯を廃した単純な赤白ツートンだった時期がある。
- ^ 1973年(昭和48年)にはドアロックおよびドアチェッカーが追設されていた。
- ^ モ770形の登場後は最高速度が70km/hに引き上げられた。
- ^ 同車には速度計も装備されておらず、運転に際しては運転士の経験と勘が必要となる車両だった。
- ^ 同時期には3両全てが編成された「丸窓3重連」もしばしば見られた。
- ^ 2000年(平成12年)頃には「名鉄はまだこの電車(モ510形)を廃車にするつもりはないという」といった趣旨の記事が地元新聞に掲載された。
- ^ 岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の各路線。
- ^ a b 保存は車体のみで、台車を含めた下回りは残っていない。
- ^ 地場スーパーマーケットチェーン「スーパーもちづき」を経営していた。2013年経営破綻。
- ^ いすゞ・ジャーニーをベースに岩戸工業がカスタマイズを施工した物である。参考:[1])
出典
- ^ 「丸窓電車」、JR岐阜駅前へ引っ越し岐阜新聞2019年11月17日 同日閲覧
- ^ 2016年10月24日付 中日新聞岐阜県版朝刊12面
- ^ 2017年1月22日付 中日新聞岐阜県版朝刊
- 1 美濃電気軌道セミボ510形電車とは
- 2 美濃電気軌道セミボ510形電車の概要
- 3 概要
- 4 その後の経緯
- 5 保存車・その他
- 6 主要諸元
固有名詞の分類
名古屋鉄道の電車 | 瀬戸電気鉄道ホ103形電車 名鉄7300系電車 美濃電気軌道セミボ510形電車 名古屋電気鉄道デワ1形電車 名鉄モ590形電車 |
- 美濃電気軌道セミボ510形電車のページへのリンク