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吊り掛け駆動方式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/08 22:27 UTC 版)

(つりかけ車 から転送)

吊り掛け駆動方式(つりかけくどうほうしき)は、電車電気機関車等の電気車において、モーターから輪軸に動力を伝達する(モーターを台車に装架する)方式の一種。手法としては単純で、すでに古典的な方式である。

釣り掛け吊掛釣掛とも表記するが、絶対的な統一表記はない。英語では「nose-suspension drive」。

日本では、電車の駆動方式としてはカルダン駆動方式に取って代わられ、現存例は多くないが、電気機関車の駆動方式としては21世紀初頭現在でも広く使われている。


  1. ^ 電車にバー・サスペンションの主電動機を採用した青梅電気鉄道(現・JR青梅線)は、1944年の国有化に際し電動車全車の電装が解除されたが、これはノーズ式が標準の国有鉄道とは規格が相違して、部品供給やメンテナンスに難があったためである
  2. ^ 実際には吊り掛け駆動方式による高速運転が絶対不可能というわけではない。ヨーロッパでは160km/h程度の高速巡航能力を持つ吊り掛け駆動電車が用いられており、日本国有鉄道の試験電車クモヤ93形000号は、吊り掛け駆動車ながら1960年に当時の狭軌鉄道速度記録・175km/hを樹立している。ただし、それらの前提となるのは軌道整備が強固なことであり、カルダン駆動方式に比して不利であることは否めない。クモヤ93での速度試験に際して東海道本線の試験区間では、PC枕木採用など、のちに新幹線にも使用された技術による高規格改良を施していた。
  3. ^ RP 824 p.49.
  4. ^ 遠州鉄道江ノ島電鉄近鉄特殊狭軌線下津井電鉄や各地の路面電車など。
  5. ^ ただし特殊狭軌線でもカルダン駆動が導入されたことがある。現在三岐鉄道北勢線に在籍する200系は製造時に垂直カルダン駆動方式を導入していたが構造の複雑さから電装解除されている。この他にも車体装架カルダン駆動方式も存在した。


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