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取引コスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/20 20:22 UTC 版)
(取引費用 から転送)
経済学とその関連した学問分野において、取引コスト(とりひきこすと)とは経済取引を行うときに発生するコストである。例えば、株の売買をする時に大抵の人はブローカーに仲介手数料を払わなければならない。この仲介手数料が株取引の取引コストである。
また店でバナナを買うとしよう。バナナを買うのに必要なコストは、バナナの価格だけではない。沢山あるバナナの種類の中から自分の好きなバナナを見つけ、何処で、いくらでバナナを買うべきかかを調べる労力、そして自宅から店までの往復の交通費、支払いまでの列の待ち時間や、支払い自体にかかる労力など様々なコストが必要なのだ。バナナ自体の購入にかかった価格以外のコストが取引コストである。
将来関わる可能性のある取引を合理的に評価する際には、影響力の大きそうな取引コストを考慮することは重要である。
多くの種類の取引コストが、それぞれの特有の名前で知られている。
- 「探索コスト」は意思決定に生じるコストである。求めている財が市場で手に入るかであるとか、誰が最も安く売ってくれるかという情報を収集するコストである。
- 「交渉コスト」は、他の人々との取引で双方が受け入れ可能な同意に達するのに必要なコストだ。適切な契約を締結するのに必要なコストである。ゲーム理論 ではチキンゲーム の実例として分析される。
- 「監督と強制のコスト」 は他の人々に契約の条項を確実に遵守させるためのコストだ。そして、もし契約が守られなかった場合に(たいてい法的システムを通じて)採られる適切な行動に必要なコストである。
- ^ a b c Cordella, A. & Simon, K.A. (1997), 'The Impact of Information Technology on Transaction and Coordination Cost', Conference on Information Systems Research in Scandinavia (IRIS 20), Oslo, Norway, August 9-12
- ^ a b Cordella, Antonio (2006). Transaction costs and information systems: does IT add up?, Journal of Information Technology, 21, 195–202[1]
- ^ a b Cordella, A. (2001), 'Does Information Technology Always Lead to Lower Transaction Costs?', The 9th European Conference on Information Systems, Bled, Slovenia, June 27-29
- ^ Malone, T. W., J. Yates and R. I. Benjamin (1987), "Electronic Markets and Electronic Hierarchies," Communications of the ACM, 30, 484-497.
- 1 取引コストとは
- 2 取引コストの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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