双翅目とは?

Weblio|辞書<国語辞典・国語辞書・百科事典>

初めての方へ

参加元一覧


用語解説
Weblio 辞書辞書・百科事典双翅目の解説 

三省堂 大辞林

三省堂三省堂

そうしもく さうし― 3 【双翅目】

昆虫分類上の一目昆虫の中で最も進化した群の一つとされる。前ばねは膜状でよく発達しているが、後ろばねは退化して平均棍(こん)呼ばれる棍棒状をなす。体長1~50ミリメートル前後完全変態をする。ハエ・アブ・カなどを含み全世界で一〇万種近くが知られる。双翅類。


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

ハエ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/08/24 11:46 UTC 版)

(双翅目 から転送)

?ハエ目(双翅目) Diptera

ハエの成虫(恐らくニクバエ科の一種)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅昆虫亜綱 Pterygota
: ハエ目(双翅目) Diptera
Linnaeus, 1758
英名
Fly
亜目
花の密を吸うハエ。このように複眼・翅・脚を除き体全体が緑色系の金属光沢を呈するキンバエ型の色彩のハエは、クロバエ科、イエバエ科、ヤドリバエ科などに広く知られる。厳密な同定には翅脈相、胸部の剛毛配列、小盾板の下面の形状、交尾器の形態など微細な形質の確認を要する。

ハエ目(-もく、Diptera)は、昆虫類の分類群の一つで、ガガンボハエアブブユなどを含むグループである。双翅目(そうしもく)とも呼ばれる。

目次

概要

極地を除くほぼ全世界に分布する。種類数は約9万種、日本だけでも数千種が分布する。昆虫類の中では甲虫類チョウ目ハチ目に次いで種類数が多い。

昆虫の成虫は、胸部の第二節と第三節に一対ずつ、計4枚の(はね)をもつのが基本形だが、この目では第三節の翅(後翅)が退化していて、見た目には翅が2枚しかないのが特徴である。和名「双翅目」もここに由来し、学名の "Diptera"も、Di が「2つの」、ptera が「翅」 を意味する。後翅は平均棍(へいきんこん)と呼ばれるマッチ棒のような構造に変化しており、飛翔時にバランスをとる役目をする。中には哺乳類に寄生するクモバエ類など、前翅すら退化した種類もいる。

生息環境は熱帯雨林砂漠ツンドラ、さらには温泉洞窟、大型動物に寄生するものなど非常に多様性に富む。陸上ではむしろハエ目昆虫がいない所を探す方が難しい。植物の中にはに芳香ではなく腐臭を漂わせ、集まるハエ類を花粉伝播に利用する植物も知られる。

生活史は、 - 幼虫 - - 成虫という完全変態を行う。幼虫は附属肢がほとんど、あるいはまったく退化しており、体はのっぺりした細長い、あるいは平たい形をしている。外見的には糸角亜目の場合にはタマバエ科などわずかな例外を除くと明確な頭蓋を持ち、頭部が区別できる(例えばの幼虫であるボウフラのように)が、短角亜目のものでは頭蓋が退化し、外見上頭部の判別が困難である(ウジ)。幼虫は地中生活や水中生活をするものが多く、土壌動物水生昆虫として食物連鎖の中でも重要な位置を占める。生物の死骸、あるいはそれらが分解したデトリタスを食べるものが多いが、植物のを食べるものや他の小動物を捕食するものもいる。他の動物の体内に入りこみ体組織を食べて成長する寄生バエ類も多く知られているし、植物の上を這ってアブラムシを捕食するヒラタアブ類の幼虫などもいる。

人間とのかかわり

アブブユなど吸血性のものが多く、これらは馴染み深い吸血動物である。血を吸うことによって痒みや痛みを発生させるだけでなく、マラリアを媒介するハマダラカ、日本脳炎を媒介するコガタアカイエカ、眠り病を媒介するツェツェバエなど、古来から恐ろしい伝染病を媒介し、人類の脅威となってきたものもいる。

屋内では便所台所、屋外ではなどにも多くの種類が生息しており、ほとんどが害虫として位置づけられる。人間に比較的害の少ないガガンボ類やハナアブなども、見た目が不快だとして嫌われることがある。

ハエハナアブヒラタアブ類はを訪れて植物の受粉に役立っており、ムシヒキアブ類は害虫を含む様々な昆虫を捕食する。ユスリカ類の幼虫やショウジョウバエなどはペットの餌として重要である。

キイロショウジョウバエは様々な突然変異が知られ、試験管内でも飼育できることからモデル生物として各種遺伝子の研究に用いられている。

ハエの頭部 (Calliphora sp.)

下位分類

糸角亜目(長角亜目/カ亜目) Nematocera

触角が長く、特にオスは羽毛状や状の触角を持つ。

  • ガガンボ下目 Tipulomorpha - ガガンボ
  • チョウバエ下目 Psychodomorpha - チョウバエ
  • コシボソガガンボ下目 Ptychopteromorpha
  • カ下目 Culicomorpha - ユスリカブユ
  • アミカ下目 Blephariceromorpha - アミカ
  • ケバエ下目 Bibionomorpha - ケバエ、キノコバエなど

短角亜目(ハエ亜目) Brachycera

触角が短い。いわゆるアブハエがここに分類される。

直縫短角群(直縫群) Orthorrhaphous - アブ
  • アブ下目 Tabanomorpha - ウシアブ、ヤマトアブ、ミズアブ、コウカアブなど
  • ムシヒキアブ下目 Asilomorpha - ムシヒキアブツリアブなど
  • オドリバエ下目 Empidomorpha
環縫短角群(環縫群) Cyclorrhaphous - ハエ

関連項目

ウィキメディア・コモンズ

外部リンク





関連した本

このページへのリンク
「双翅目」に関連した用語
双翅目のお隣キーワード
Weblioモバイル
QRコード
URL:【http://m.weblio.jp/
ケータイでバーコードを読み取るか、URLを直接入力してアクセスして下さい。
» モバイルで「双翅目」を見る

_ _   


このページの著作権について
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2010 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハエ目 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したのにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2010 Weblio RSS