去来とは? わかりやすく解説

きょ‐らい【去来】

読み方:きょらい

[名](スル)

去ることと来ること。行ったり来たりすること。ゆきき。往来。「心中に—する思い

過去未来


きょらい【去来】

読み方:きょらい

向井去来(むかいきょらい)


去来

作者芹沢光治良

収載図書短篇集 死者との対話
出版社新潮社
刊行年月1997.4
シリーズ名芹沢光治良文学館


向井去来

(去来 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 05:20 UTC 版)

応々といへど敲くや雪の門

向井 去来(むかい きょらい、慶安4年(1651年[1] - 宝永元年9月10日1704年10月8日))は、江戸時代前期の俳諧師蕉門十哲の一人。本名は兼時[1]、幼名は慶千代[1]、字は元淵[1]、通称は喜平次・平次郎[1]、別号に義焉子・落柿舎がある[1]

儒医向井元升の二男として肥前国(今の長崎市興善町)に生まれる[1]。8歳で上京して武芸を修め、儒医の兄の縁で堂上家に仕えた[1]。24、5歳の頃に堂上家を辞してからは他家に仕官しなかった[1]。貞享元年(1684年)宝井其角と出会い、蕉門に入門する[1]。貞享3年(1687年)江戸で芭蕉と対面して親交を結び[1]、元禄4年(1691年)野沢凡兆と共に編集した蕉風の代表句集『猿蓑』を刊行した[1]嵯峨野落柿舎(らくししゃ)に住み、松尾芭蕉はここで『嵯峨日記』を執筆した。晩年には芭蕉の俳論をまとめた『去来抄』の草稿を残した[1]

高潔で篤実な性格から、芭蕉をはじめとした俳人から親しまれ、「西国三十三ヶ国の俳諧奉行」とあだ名された[1][2]

作品

  • 去来抄
  • 『旅寝論』
  • 『伊勢紀行』

主な句

  • 秋風や白木の弓に弦はらん
  • 湖の水まさりけり五月雨
  • をととひはあの山越つ花盛り
  • 尾頭のこころもとなき海鼠哉
  • 螢火や吹とばされて鳰の闇
  • 鳶の羽も刷ぬはつしぐれ
  • 応々といへど敲くや雪の門
  • 岩鼻やここにもひとり月の客

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 雲英末雄山下一海丸山一彦松尾靖秋『新編日本古典文学全集72 近世俳句俳文集』小学館、2021年3月、127-128頁。 
  2. ^ 向井去来』 - コトバンク

「去来」の例文・使い方・用例・文例

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